Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

珠玉の70's~80's Japanese Pops &Rock(18)シーナ&ザ・ロケッツ 「ha!ha!ha! Hard Drug」 … スゴすぎ(笑)

(ハ!ハ!ハ!)ハード ドラッグ  (HA! HA! HA!)HARD DRUG

 のっけからスミマセン、驚かす(笑)つもりは無かったのですが(笑)。

 それにしても迫力ありますな、このジャケット。

 

 

 前回は、ガラにもなくマジメモードが噴出してしまったようだ。 

 前々回では「当ブログではオモシロオカシクを貫きたい」と高らかに(笑)宣言したハズなのに。

 

 (前々回↓) 

kagenogori.hatenablog.com

 

 

 (前回↓) 

kagenogori.hatenablog.com

 

 

 もちろんマジメであっても全然イイのだ。

 ただ、当ブログのコンセプト(笑)は、あくまで「オモシロイ記事を書いて、たまに笑いをとる(笑)」というものである。

 いま思いついたのだが。

 

 ともかく、ワタシのこのブログでは「オモシロオカシク」を貫くべきなのだ。

 その点で言えば、前回は完全には貫くことができていなかった。

 そもそもgoriを自称する五十路男が”愛”を語る(笑)とはナニゴトか。

 ジジイ、反省 (._.)

 

 

 そこで今回は前回の失点(笑)を取り返すためにも、多少の荒療治が必要と判断した。

 その荒療治がこの作品(笑)である。 

(ハ!ハ!ハ!)ハード ドラッグ  (HA! HA! HA!)HARD DRUG

(ハ!ハ!ハ!)ハード ドラッグ  (HA! HA! HA!)HARD DRUG

  • 発売日: 2017/01/16
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 イマのこの時代、放送禁止になってやしないか心配である(笑)。

 しかしこれがシーナ&ザ・ロケッツなのである。

 

 彼らがナニを歌おうと、ワタシたちは「そうですか、そうなんですネ」と受け入れるしか無のである。

 

 なぜなら彼らのいうことは”絶対的に”正しい からである。

 われわれの目に表面的にどう映ろうが、彼らは”正しい”ことしか言わない のである。

 どういうことか。

 

 ”相対的に”タダシイことをいう者はいくらでもいる。

 それこそRockの世界にも(とくにイギリスには多い気がする。個人の感想です)。

 

 「相対的に」ということは、そのときの社会情勢やブーム・流行、”世間の空気” などによって変わったりする。

 

 メザトイ連中はそういうことに敏感なもので、そのときどきに合った「正義」「スローガン」  、 「美しく響く言葉」 (←この場合、あまり深くない言葉が多いので分かるヤツには分かる) などをいち早く発言・表明したり、曲やアルバムのタイトルに使っちゃったりする。

 もちろん歌詞にも。

 

 この ”正義” ”スローガン” というヤツ。

 時代や社会情勢等によってイトモカンタンに変化する ものなのである。さっきも言ったが。

 それも実にツゴーヨク変わったりする

 「正義」をトツトツと、あるいはシタリ顔で語り出したり、あるいは声高に叫んだりする人物や団体には気を付けた方がいい。(それが政治に関わる人物だったり、マスメディアだったりしたら、尚、要注意だ。)

 

 

 「絶対的」正しさ とは、そのようなものに振り回されない時代的にも、地域的にも、”不変”、”普遍”なもの である。

 

 当然、そのときどきの ”知識” 、 ”常識” 、 ”良識” とは無縁でもあるので、一見、あまり ”知性” が感じられない表現にもなりやすい のである。(もちろんそうならない場合も多いのだが)

 これを逆にリクツで説明しようとすると、哲学者とかにありがちな(笑)かえってフクザツで分かりにくいものになってしまったりする。

 

 

 だからホントの意味で賢い人(”愚か”では無い人)は、リクツで説明しようなどという”愚”を犯さない のである。

 分かるヤツには分かるし、分からないヤツは分からない。それでいい、と思っている。

 

 

 ここにリクツで説明しようとする”愚”を放棄(笑)した人たちがいる。

 他ならぬシーナ&ザ・ロケッツである。

 シーナ&ザ・ロケッツの歌は、まさに”絶対的”正しさ に裏打ちされているのである。

 だから、彼らの歌は時代になど左右されない のである。

 一見、知性が無い(笑)ように見えても、それは表面しか見ていないワタシやアナタが悪い(笑)のである。(鮎川誠九州大ダゾ、九州大

 

 アナタも早く彼らの良さに目覚めたほうが良い。

 

 とにかく「欲望」に向かう姿勢が真っ直ぐ(笑)なのである。

 フツーなら眉をひそめてしまうような歌詞でも、シーナ女帝(笑)にこれだけの迫力でHard&Straightにガツンと歌われたら、我々シモベはハハーーッとひれ伏すしかないのである。

 本当は高学歴のハズの旦那(鮎川誠)も、いつものようにトボケた顔(笑)でギターをかき鳴らすのみで、女帝に全面的同意のご様子(笑)。

 はぁ~、でもカッコいい( ;∀;) 

 

 

 そう、それがカッコいいんだな、シーナ&ザ・ロケッツは。

 フロントで忖度ミジンも無く暴れまくる(笑)奥方シーナと、何食わぬ顔で爆音をかき鳴らしつつさりげないサポートを見せる夫君鮎川誠をはじめとするザ・ロケッツの面々。

 この”愛”のカタチ(笑)。

 そこにこそ彼らのカッコよさの”秘密”が隠されている、とワタシはスルドイ眼光でにらむのである。

 

 

 今回紹介する「HA!HA!HA!  HARD DRUG」

 同名アルバムのタイトル曲である。

 このタイトルにモノ申したいヒトは沢山いるハズである。

 もちろんワタシもそのひとりである。

 フキンシンなことこの上ない。

 ましてやこのご時世。

 

 しかし彼らは、ワタシたちが外野でいかにギャースカ騒ごうともマッタク意に介さず。

 RockのBEATに乗せて、ただ「HA! HA! HA!」と笑うのである。

 

 彼らはいったいナニに笑っているのだろうか。

 「HARD DRUG」を笑っているわけではない。

 

 ひとつには、彼らは「HARD DRUG」というただのコトバ ”無条件に”眉をヒソメるワタシたちを嗤っているのである。

 そしてついでに言えば「HARD DRUG」をめぐって展開される悲喜劇を嗤っているのだ。

 

 どちらかと言えば、歌詞の内容をリクツで判断すれば、彼らが嗤っているのは後者(悲喜劇)であると解釈しがちである。

 しかし彼らの本心は、じつはそこにはない。多分。

 

 彼らの本心、つまり彼らが本当に嗤いたい対象とは、

 

「HARD DRUG」というコトバ  

「不謹慎」という社会の中では力を持っているコトバ

に振り回される(であろう)ワタシたち”常識人”

なのである。

 ワタシに常識があるかどうか(笑)は、この際問わないでおこうではないか。

 

 

 ただ、彼らは確信犯的にそうしているわけではない。

 リクツで考え抜いた結果、ではないのである。

 それは、半ば(あえて半ばと言っておく)無意識のなせるワザなのである。

 無意識と言って悪ければ、直感的なもの、である。

 

 彼らは、時代や社会に左右されないナニカ正しいモノ(=真理)を、コトバとしてでは無く直感的に嗅ぎ取る のである。

 そしてそれをそのままストレートに(笑)歌にする。

 

 だから、彼らは”絶対的に”タダシイのである。

 だって考えてないんだから(笑)。

 

 

 海の向こう側、アメリカにも何だかよく似た(笑)バンドが存在した。

 ’85年以前、デイヴィッド・リー・ロスが在籍していた頃のヴァン・ヘイレンである。

 彼らについても一度ちゃんと取り上げてみたいと思う。

 

 (ヴァン・ヘイレンについてはここでも取り上げてます↓)

kagenogori.hatenablog.com

 

 

 

 イカン、またしても何だか半分マジメっぽい(笑)ことを書いてしまった。

 マジメを突き放そうとしても突き放し切れない。

 

 もしかして、これがワタシの本性?  (#''▽'')

 

 

 

 シーナ&ザ・ロケッツについては、 魔法使いの娘(アルバム『ROCK ON BABY』収録)も紹介したかったのだが、それはまた別の機会ということにしよう。