自分の娘の影響(笑)で数年前からイマドキのJapanese Rockを聴き出しているが、いやはや、イマの若いやつらのレベルの高さと言ったら。
とくにGirls Rock Band、なかでも各バンドのリズムセクション(Rockでもこの言い方でいいんでしょうか?)、つまり女性ベーシスト、女性ドラマーの質の高さにはちょっと驚いている。
ひょっとしたら男より女性の方がリズム感が優れているのではなかろうか。
そういえば昔のGirls Rock BandのハシリだったZELDAのドラム小澤亜子、センスのカタマリだったもんなぁ。
それはともかく、数あるイマドキのGirls Rock Bandの中でワタシが最も気に入っているのが「赤い公園」である。
優れた楽曲、
ギター、ベース、ドラム…怖ろしくハイクォリティの演奏力、
HardなRockからコケティッシュものまで変幻自在の表現力のVocal、
さらには、メンバー4人全員が美形、
という奇跡(笑)のようなバンドなんである。*1
HeavyでColorfulで濃厚なサウンドに大いに与(あずか)っているのは、間違いなく超絶リズムセクション、ドラムとベースである。
しかし、である。
このバンドの核はまぎれもなくギターを担当するバンマス(=リーダー)、津野米咲(つの・まいさ)である。ワタシなんぞが言うまでもなく。
断言するが彼女は天才である。
赤い公園の老若男女すべてを魅了する(ハズである)豊かな音楽性は、彼女の才能にその多くを依拠する。
才能が豊か過ぎて、却ってメガブレイクできないのかも知れぬ。
とにかくやりたいことが多過ぎるのだ、彼女には。
それをいとも容易く高いレベルで表現出来てしまえる他のメンバーの実力も相当なものである。あんなに可愛いのに(笑)。
津野米咲の巨大な才能、そして彼女たちの卓越したバンド・アンサンブルを手っ取り早く(笑)実感するにはこのベストが一番。オススメは 『ミュージックビデオ盤』。”DISC2”にそれまでのPVがすべて収録されている。
と、ここまでは旧メンバー構成でのハナシ。
おそらく日本一の女性Rockヴォーカリストである佐藤千明*2が2017年、アルバム『熱唱サマー』を置き土産に脱退。
2010年代のRockアルバムのBest10に必ず入るであろう、この『熱唱サマー』(ワタシの中ではBest1ですが)。
あとになって思えば、送られる側の佐藤千明と、送る側の残留メンバー(他にもっといい言葉はなかったモノか.笑)の”思い”がコレデモカと込められたアルバムだったのだ。
佐藤千明にとって最後のシングルとなった「journey」におけるラストの絶叫、そして張り裂けんばかりの感情ほとばしるギター、ベース、ドラム。
それに続くアルバムラスト曲「勇敢なこども」。
ナミダ無くしてこの2曲は聴けないというファンも多かったのではなかろうか。
かくいうワタシもファンの一人として抜け殻(笑)のような状態にしばらく陥っていたら……赤い公園がいつの間にか復活していた(笑)。
しかも新Vocalは10代!
当然美形(笑)。
なんということであろうか(笑)。
あわててAmazonにて新生・赤い公園のミニアルバム(でいいのいかな?) 『消えない』
と、シングル『絶対零度』を購入。
どちらも楽曲の良さ、演奏の確かさは相変わらず(というより少しグレードアップしてる?)。
問題は新Vocalの力量。なんたって10代ですからね。
ジジイの心配などだいたい杞憂に終わるもの(笑)ではあるが、今回も例外ではなかった(笑)。
悪くない。
いや、すごくいいのではないか。
もちろん佐藤千明のように変幻自在というわけにはまだまだいかないが、今後に非常に期待を持たせる実力を感じる。
なかでも、ワタシのお気に入りは『消えない』収録の「Yo-Ho」である。元気にさせてくれる曲である。
とにかく、新メンバー構成による早急なるフルアルバム発表を熱望するものである。
一方の佐藤千明も「チアキ」の名で2曲入りシングルをいつの間にか(笑)出していた。
ワタシがボーっとしている間に(笑)。
これがまた、2曲とも感動的なほどに素晴らしい出来上がりなんである。
作詞作曲やサポートメンバーなどの詳細はよく分からんのだが、おそらく一流のメンバーが集まったのであろうと想像させるに十分なグルーヴ感たっぷりのバンドサウンドをバックに楽し気に歌う”チアキ”の声に、ひとまず安心、どころではなくジジイは快哉を叫んで(笑)しまうのである。
やはり早急なるソロアルバムの発表を熱望するものである。
とにもかくにも新生・赤い公園とソロアーティストとなったチアキ。
ジジイはニギリコブシを突き上げつつ、これからも応援する決意を勝手に(笑)固めたのである。
当人たちはメーワクでしょうが(笑)。
(追伸)
赤い公園は4月にニューアルバムを発表するみたいだね(笑)。
いま知った(笑)。