今回は、これからの季節(梅雨は除く.笑)にふさわしく、
奄美、沖縄の旅!!(^^)/
例によって(笑)曲数が多いですが、
次回更新まで一週間以上かかります(多分.笑)ので、
ごゆっくりお楽しみください(^^ゞ
まずは奄美諸島へ参りましょう。
また独特な響きを持っているように思われます。
朝崎郁恵 「おぼくり」
「おぼくり」というのは、ライナーノーツによると、
「ありがとうございます」という意味だそうです。
旧暦八月に行われる八月踊り(みんなでまるく円を描いて踊る)で
歌われる歌だといいます。
盆踊りのようなものなのでしょうか。
詳細はライナーを読んでも分からなかったのですが。
朝崎郁恵 「あはがり」
奄美民謡「あはがり」。
歌詞のなかに「てぃきぬ あはがりし」という言葉があり、
「月のあかりの下で」という意味になります。
以下、CDの歌詞カードに書かれた意訳の抜粋です。
この世は神様からいただいた仮の世 ・・・・・
命を敬い生きていきなさい
この世の生をなし終えるまで
時はめぐる 水車のように
だからまためぐり逢える
月のあかりの下で 人々は喜び魂が踊り明かす
・・・・・
近世以降において悲しい歴史を背負わされていたのかもしれません。
歌い継ぐべきこと、語り継ぐべきことは何なのか・・・
元ちとせ 「語り継ぐこと」 (short ver.)
「語り継ぐこと」(long ver.)
あくまで個人的な感想ですが、
沖縄が「太陽(ティダァ)の島」とよばれているように、
奄美は「月の島」なのではないか、
という気がしてなりません(*´ω`*)
奄美群島のひとつ、徳之島の「ゴリラ岩」だそうです。ウーム・・・・(笑)
沖縄にやってきました(^^)/
未だ未踏(ワタシにとって.笑)の楽園、沖縄!(*´▽`*)
沖縄の高校野球チームが甲子園で試合をしているとき、
アルプススタンドの応援席から必ずと言っていいほど聴こえてくる、
「ハイサイおじさん」のリズムとメロディ。
オリジナルはこの人です(*´ω`*)
喜納昌吉&チャンプルーズ
「すべての人の心に花を」(「花」)
沖縄といえばやっぱり豊見城高校(笑)なんですが、
かなり長くなりそうなんで(笑)自粛します( ;∀;)
ちなみにワタシは胸のチーム名がアルファベットで書かれていた頃の、
ユニフォーム(赤嶺投手がいた頃:〇、石嶺選手がいた頃:✕)が好きです。
ニライカナイは、(沖縄の)東方の海の彼方にある、神々のおわす所。
死者の魂が帰る所でもあり、また理想郷とも考えられているようです。
ここでライバルのりんけんバンドも紹介したかったけど、
あまりいい音質のものが無かったので、断念・・・・
沖縄出身で一番好きなアーティストかも(*´ω`*)
この人はこの世(現世・現実社会)と
双方を結びつける巫女のような存在なのではないか、
と思うことがあります。
沖縄には、イタコのようにあの世の存在と交信して「口寄せ」をするユタや、
神との間をとりもって(交信して)祭祀を行うノロ(祝女・神女)
という存在がいます。
Cocco 「星に願いを」
沖縄はまさに「神の島」。
その中でも特に神聖視される聖域が、沖縄本島首里の東方にうかぶ久高島です。
※ご参考までに。興味のある方は読んでみて下さい(^^)/
ノロの制度などは、中世(15世紀ごろ)に整備されたものですが、
沖縄におけるこのような信仰自体は、太古にさかのぼると考えられます。
そしてこの信仰形態は、縄文時代の日本列島本土にも伝えられ、
徐々に浸透していったと、ワタシは個人的に考えております。
(※興味のある方は.笑)
太古の沖縄の信仰や習俗は、
同じく太古の日本列島全体に影響を及ぼしていた可能性があります。
そして現代においても、音楽をはじめとする沖縄の大衆文化は、
日本列島全体に影響を与え、また受け入れられています(^ω^)
沖縄の音楽に最初に目を付けた一人が、星野源が「師匠」と呼ぶ、
細野晴臣氏です。
(ただし坂本龍一氏は、細野氏よりも自分が先だ!と主張されてます.笑)
細野晴臣 「Roochoo Gumbo」
「Roochoo」はご本人によると「琉球」のことだそうです(笑)
「Gumbo」は以前、アメリカの旅のところで出て来ましたね(^ω^)
南部ニュー・オーリンズを発祥とする、
さまざまな要素を「ゴッタ煮」的に融け合わせた音楽です。
沖縄といえば、次の2曲をイメージする方も多いのではないでしょうか。
ORANGE RANGE 「花」
オレンジレンジの声が、なんかチガウ(笑)ような気がしてならないのですが、
これで大丈夫でしたでしょうか?(笑)
沖縄で一番好きな歌と言えば、やはりこの歌でしょうか。
この曲が入ったミニアルバム『真南風(マフェー)』。
20年以上前に買いましたが、未だに愛聴盤です(●´ω`●)
この「芭蕉布」の歌は1965年に作られた沖縄民謡で、
これまで色んなアーティストたちにカバーされている名曲です。
もうひとつ、芙美子という方が歌っている動画を見つけました(*´ω`*)
「芭蕉布」
これも心に染み渡るようで、いいですね(*´ω`*)
最後も沖縄民謡でお別れとしましょう。
沖縄民謡歌手、古謝美佐子(こじゃ・みさこ)さんが歌います。
古謝美佐子 「てぃんさぐぬ花」
「てぃんさぐ」とはホウセンカのことだそうです。
昔の沖縄では女性や子供がティンサグの花の汁を
爪に塗って染める風習があったといいます。
先人の教えも同じように心に染めなさいという歌だとか。
てぃんさぐ(ホウセンカ)の花
沖縄・奄美の旅、いかがでしたでしょうか。
沖縄と奄美。
戦時中を持ち出すまでもなく、この二つの美しい島々は、
それ以前から、そしてそれ以後も、
常に自分達にはどうにもならない力によって、
辛く悲しい歴史を歩まされてきたように思います。
そしてその歴史を語り継ぐかのように、
この島々の島唄は、どこか哀調を帯びているようにも聴こえます。
しかし、みなさんも今回聴かれた通り、
この島々の唄はそれだけにはとどまらず、
ワタシたちの魂をグイグイ引っ張ってくれるような、
前向きの姿勢、前向きのパワー、前向きのエネルギーを
感じずにはいられません。
「南国の明るさ」と言うだけでは済ませられない、
この包み込まれるような温かいパワーとはなんなのでしょう。
彼らが唄にして伝えたいこと。
それにはひとつの最大公約数があるような気が、ワタシはしています。
それは、、、
「生きることは喜び!」。
もちろん彼らは自分達、そして自分たちの祖先たちの辛い歴史(現在進行形)
のことは分かっっているはずです。
その上で、
「生きることの喜び」「生きることの素晴らしさ」を、
唄に託して伝えてくれているのだと思います。
喜び、素晴らしさ、感動、そのためにワタシたちは生まれてきた。
そうでなければ生まれた意味、生きている意味が無い!
とでも言うように。
もちろんこれはあくまで「最大公約数の一つ」です。
他にも伝えたいメッセージは、唄ごとにいろいろあるはずです。
そのことに思いを致しながら、
もう一度聴いてみるのも楽しいかもしれません(*´ω`*)
沖縄の酒場で泡盛をなめつつ聴く、
彼の地のゆったりした音楽に、身も心もたゆとうて・・・・・
というのがアコガレのシチュエーションです(*´ω`*)
いつかは行ってみたいものです(●´ω`●)