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林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった (1)春の北信越開幕、そして星稜高校のことなど

 6月1日の朝です。今日から北信越高校野球大会が始まります。観に行きたかったのに、諸事情により断念せざるを得ませんでした。残念。

 さて、この「僕は野球がヘタクソだった」では、本当にヘタクソだった石川県の元・高校球児(といってもこれも諸事情により数ヵ月で辞めてしまったのですが)だったワタシが、それでも大好きな高校野球を応援したいという一心(笑)で、いろんなタワゴトを控えめに(笑)語るコーナーです。以後、お見知りおきをm(__)m

 技術論などを披露するのはほぼ不可能ですが(笑)、あふれる高校野球愛を全面に押し出した(笑)記事にしてゆきたいと思っています。

 さて、その前に。石川の高校野球を語るなら、やはりあの問題をスルーするわけにはいかないと思うので、私なりの考えを述べていきたいと思います。

星稜高校の例の問題について

 星稜高校の林監督の問題です。この時点で気分を害される方もおられるかもしれませんが、少し述べさせてください。

 この問題が起こった時は、石川の高校野球ファンとして非常に辛かったことを覚えています。と同時に星稜の選手たちが気の毒で仕方なく、心配にもなりました。選手たちには罪は全くありませんから。

 私のまったく個人的な考えですが、あの試合後の林監督の言動は明らかに不適切だったと思います。ひとりの大人として、多くの子供たちを預かる教育者の一人として。

 しかも全国放送がされている現場で、しかも注目度が非常に高かったチームの監督として、自分の言動によってどれだけの影響があるのか、(相手チームの選手や関係者の方々も含めて)どれだけ多くの人の気持ちを傷つけ心を暗くさせてしまうか。

 そこまで想像を巡らせることも配慮することも無く(それを普通にするのが大人だと思うのですが)、ついには相手チームの控室にまで乗り込んでいってしまうのは軽率も甚だしいことだと思えます。たとえ相手チームがサイン盗みを本当にしていたとしても、です。

 しかも後日、いろんな方面に断りなく、雑誌のインタビューを受けて自論を主張したことなどは、林さんが最も大切にしているであろうスポーツマンシップに反することなのではないのか、などと首をかしげたくなってしまいます。

 星稜高校は事態を受けて、北信越大会終了後までの謹慎(あくまで野球部監督としての)を決めましたが、この対応にも多少の違和感を感じてしまいます。

 不祥事を起こした政治家が謹慎、自粛などと称して一定期間雲隠れして、ほとぼりが冷めたと判断するや否や(実は全然冷めてなどいないのですが)、「ミソギは終わった」と言って何事も無かったかのように復活してしまう、というのとあまり大差ないように思えてしまいます。

 もちろん高校の現場の方々の判断に、私たち外野がとやかくいうこともまた「不適切な行為」であることも間違いないのですが。

 私たち「いち高校野球ファン」ができることは、とりあえずは高校の方々の判断を尊重し、今後を(いろんな意味で)見守ること。非難中傷はできるだけ慎みたいものです。

 私個人としては、林監督復帰後、初の公式戦となるであろう夏の選手権石川大会の初戦での監督の言動に注目していきたい気持ちはありますが、何よりも大事なのは、選手たち。

 選手たちに「気にするな」と言ってみても難しいかもしれませんが、できるだけ野球に集中できる環境でプレーさせてあげたいと、ただただ願うばかりです。

 ただ、気が早いかもしれませんが、夏の大会は石川の他の高校の奮起を期待したいです。

 打倒星稜の一番手、航空石川をはじめとして遊学館鵬学園小松大谷北陸学院金沢など波乱を起こしてもおかしくはない実力校が目白押しですから。輪島金沢泉丘小松といった公立勢も虎視眈々と上位をうかがっていることでしょう。

 ぜひ、俺たちが星稜を倒して甲子園に行く!という意気込みで(ワタシなどに言われなくても当然そのつもりでしょうが)がんばって欲しいです。

北信越高校野球の展望、というか期待 

 午前10時を少し過ぎました。今頃「星稜対砺波工」の1回戦が始まったところでしょう。

 まずは注目すべきは星稜でしょう。

 肩の張りを訴えて石川大会は登板を控えていた奥川投手が、北信越では公式戦としては久しぶりに投げるみたいなので楽しみにしたいです。

 しかし私が最も注目しているのは次の二校です。航空石川、そして福井代表敦賀気比です。 

 航空石川にはかなり期待しています。

 ながらく故障で苦しんでいたエースの重吉投手が、石川大会で久しぶりに登板したにもかかわらず、素晴らしいピッチングを披露したからです。決勝の星稜戦では最速148㎞を計測したそうです。

 もともと強力な打線も、石川大会では勝負強さもみせており、その総合力に期待は高まるばかりです。

 そしてセンバツ優勝以来、ながらく雌伏の期間を堪えていた敦賀気比の復活には拍手を送りたいです。でも本当に復活したのかどうかは、この北信越で見極めてみたいと思います。

 ただ残念なのは、この二校が本日、いきなり初戦でぶつかってしまうこと。とはいえ楽しみな試合です。この一戦で両校の実力、底力がある程度測れてしまうのではないでしょうか。大注目の一戦です。

 もうひとつ残念だったのは、センバツの戦いぶりにかなり好感を持ってしまった啓新福井県予選で敗れてしまい、出られないことです。夏に向けての復活、期待しております。

 ともかく春の北信越大会、始まりました。日々の結果などを受けて、またレポートなどできればと思っております。

 ともあれ、ガンバレ、北信越の高校球児!