Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(13)履正社初優勝! 星稜奥川力尽きる…

 履正社高校の皆さん、初優勝おめでとうございます!

 星稜高校の皆さん、最後まであきらめない姿勢は素晴らしかったです。

 

 履正社打線の圧力は、やはりすごかったですね。

 奥川投手も調子が悪かったのか、いつものキレとコントロールがあまり無かったようです。

 調子がいいときの、ボールを押し込むような投球が見られず、全般的に球が高かったようです。

 下半身のどこか(左足?)を痛めていたのではないかと、少し気がかりです。

 

 しかし、それでも高校生としては一級品の投球だったと思います。

 それを打ち崩した履正社の打線の「仕留める」力は、超一流でした。

 

 星稜の打線もヒットはよく打ちましたが、多くの走塁ミスなどもあり、自ら流れを手放していたシーンが多かったのは、やはり決勝戦という重圧から来る焦りだったのでしょうか。

 

 逆にミス無く、春からの執念を形にした履正社の方が一枚上手だったということでしょう。

 

 ともあれ、最後まで全力で闘い切った両校の選手に、「ありがとう」と言いたいです。

 そしてお疲れ様でした!

「甲子園をめざして | 写真の無料素材・フリー素材 - ぱくたそ」の写真

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(12)ついに決勝カード決定

 先ほど準決勝が終わりました。

 決勝カードは履正社VS星稜

 春のセンバツからの因縁のカードが、夏の決勝で実現するとは。

 奥川へのリベンジを胸に、春から血の汗を流してきた(スミマセン、昭和の表現デス…)履正社ナインの執念が、何かドラマのような決勝戦の組み合わせを引き寄せたんじゃないかと思ってしまいます。

 

 それにしても星稜はどうしちゃったんでしょうか(笑)。

 あんなにボールの見極めがしっかりと出来、甘い球が来たらハードヒッティング出来る星稜打線を生きているうちに見られるとは(笑)。

 しかもホームランが(甲子園の舞台で)出るようになった。

 昨秋からの不振を完全に払拭しましたな、星稜打線は。

 しかも投手を含めた守りでも(奥川投手は当然としても)ほぼ完璧。

 すべてが自信に溢れているように見えますね。

 甲子園にやってきた十数日前とは全く別のチームにグレードアップした感じ。

 

 テレビで解説していた高嶋さんも言っていたように、やはり三回戦智辯和歌山戦の激闘を勝ち切ったことが、星稜というチームを劇的に変えたのでしょう。

 それを引き出したのは、もちろん奥川投手の魂の激投!

 そのおかげか勝利の女神さえも味方につけてしまったかのように、やることなすこと全てうまくいっているのが、いまの星稜。

 勢いは星稜の方にあります。

蔦のない甲子園球場のイラスト 

 対する履正社は勢いでなどはなく、まるで当初の予定通りといったおもむきで、勝ち上がってきましたね。

 まさに”盤石”の戦いぶり。

 ここまでの各試合もまず先制パンチを浴びせ、中押し、ダメ押しで突き放すという、まさにゲームプラン通りなんだろうなという勝ち方が板に付いてます。

 逆に先制されても、いつでも逆転できるという自信に満ちていますね。

 

 その自信の源となっている打撃。

 無駄が無く、しかもスピードとパワーに満ちたスイング。

 危険すら感じる鋭い打球。

 なによりすごいと思うのは、一人一人の打席における、殺気さえはらんだ目ヂカラ、威圧感。

 この打線を一言で表すなら””ですね。

 

 優勝のゆくえは、打倒奥川の一念ここまで磨き上げてきた履正社最恐打線」と奥川投手の闘い。これに尽きるでしょう。

 

 履正社打線は、おそらく初回の先制パンチを狙ってくるでしょう。

 奥川投手も、智辯和歌山戦のときのように初回から飛ばしていかないといけないでしょうし、本人もおそらくそのつもりでしょう。

 本気の履正社打線に、本気の奥川投手がどのようなピッチングを見せるのか。

 初回から”まばたき厳禁”の目が離せない試合になること間違いないでしょう!

 

 

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(11) ベスト8決定したけど…

 高校野球の試合を予想するのってホントムズカシイですね。のっけから言い訳ですが(笑)。

 もちろん東海大相模vs中京学院大中京の試合結果のことです。

 

 その試合のことも含めた三回戦の試合結果・内容も踏まえて、準々決勝を展望してみましょうか。

 

 ちなみにベスト16に残ったのは、東北3校、関東3校、北信越3校、東海1校、近畿3校、中国2校、九州1校でした。

 ベスト8に残ったチームを地区別でみると、東北2校、関東2校、北信越 1校、東海1校、近畿2校となってます。

 ワタシはヒソカに三回戦が一番面白いんじゃないかと思っているのですが、やはりレベルの高い好ゲームや、歴史に残る名勝負が生まれましたね。

 熱闘の末、無念の涙を飲んでしまったチームの選手や関係者の皆さん、お疲れ様でした。そして素晴らしい試合を有難う。

 

 では準々決勝の各試合を展望してみましょう。

 

第一試合

明石商兵庫)vs八戸学院光星青森

 明石商はここまでオールドファン好みの渋い野球を見せながらも、粘り強くドラマティックな試合を見せてくれています。それでいながら盤石の勝ち方にも見えてしまう。

 対する光星も地力のあるところを見せております。

 実力は伯仲と思われますが、明石商のほうに勢いというか”いい流れ”を感じています。中森投手も温存できたことだし。

 明石商がそれこそ盤石の試合を見せてくれそうな気がします。

 

 

第二試合

中京学院大中京岐阜)vs作新学院栃木

 中京学院中京東海大相模を破った試合は、いまのところ今大会最大のオドロキでした。

 初戦を見た限りではそれほどのチームとは見えなかった(スミマセン)のですが、いやぁ分からないモンですね。

 横綱を完全な力相撲で撃破しちゃったんですから。おみそれいたしました。

 作新学院も打撃好調で、しかも一つ一つのプレーがしっかりしている好チームなのですが、中京がこの準々決勝でも三回戦のような「力」を見せられれば、作新と言えど付け入るスキはなかなか無いかもしれない。

 中京がわずかに有利か。

 

 

第三試合

星稜石川)vs仙台育英宮城

 星稜vs智辯和歌山、すごい試合でしたね。

 お互い投手を含めた守りを中心に一歩も譲らず。

 特にタイブレークとなってからの両チームのバント処理は見事でした。結局バントを成功させなかったのですから。

 延長14回。奥川投手も、もうこれ以上投げさせるのは限界なんじゃないかというその裏の星稜の攻撃で、ついに福本選手のサヨナラスリーランで決着が着きましたね。

 それにしても今日の奥川投手はスゴ過ぎました。

 あの智辯和歌山打線を14イニングで3安打、23奪三振とは…。

 ストレートのスピード・キレ、変化球のキレ、そしてコントロール

 全てが圧巻。

 山瀬のリードも”出し入れ”が効いてて良かった。

 今日のピッチングならプロでもそうは打てないんじゃないかというくらいの内容でした。

 その奥川に対して、正々堂々、真っ正面からぶつかって来た智辯和歌山打線も素晴らしかった。

 間違いなく後世にまで語り継がれる試合となるでしょう。

 ただ星稜は相変わらず残塁が多過ぎ、チャンスをつぶし過ぎです。

 その結果、奥川投手に球数を投げさせ過ぎてしまった。

 おそらく仙台育英戦の先発はないでしょう。

 仙台育英は投手層も厚く、打線の振りも鋭い。

 強い敦賀気比を下した実力は本物とみてよいでしょう。

 星稜の先発投手はおそらく荻原投手になるでしょうが、彼の踏ん張りにかかっていると思われます。

 三回戦同様、この試合も予測できません。地元なので(笑)。

 

 

第四試合

履正社大阪)vs関東一東東京

  すべてにおいて平均以上のレベルにある試合巧者関東一が、豪打の履正社に挑むというカタチになるでしょう。

 優勝候補履正社も決してスキがないチームではないので、関東一が付け込む、というかかき回せば面白い試合になりそう。

 しかしそれでも履正社の優勝への執念、打倒奥川への執念が上回るのではないか。

野球場 甲子園球場 ナイター照明|let0002-004 

 

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(10) ベスト16決定!三回戦のゆくえは

 ベスト16が決まりました。

 前々回、前回と挙げてきた注目チームでは、勝ち残ったところもあれば、実力を発揮できないまま敗退してしまったチームあり、逆にノーマークだったのに素晴らしい野球を見せつけられたチームあり。

 特に近江花咲徳栄沖縄尚学は、それぞれ優勝候補とぶつかってしまったこともあって、初戦で敗退してしまったことがとてもザンネンです。

 個人的には花咲徳栄を注目チームに挙げていなかったことが痛恨です。

 ともあれこれら3チームは、ベスト8以上に進んでもおかしくないほどのチームだったと思いマス。

 最後まで諦めず応援する女子高生

 

 高松商も初戦で敗退したのは意外でした。

 その高松商を破った鶴岡東はまったくのノーマークだったのですが、サスガの実力を見せて続く二回戦、優勝候補の習志野までも豪打でねじ伏せてしまいました。あの飯塚投手があそこまで打ち込まれるとは…。

 

  ベスト16に残ったのは、東北3校、関東3校、北信越3校、東海1校、近畿3校、中国2校、四国0(!)校、九州1校。

 優勝候補3校が残った近畿を除けば、ここまではなんとなく(笑)東高西低のような…。

 しかも四国勢が二回戦ですべて敗退してしまうとは。

 かつての”地域性”など「今は昔」の感がありますな。

 そんな中でも近畿勢の強さはサスガとは思いますが、ワタシのようなオールドファンのオッサン(上の↑カワイイ女の子はワタシとは何の関係もゴザイマセン(笑))には、広商高松商のような懐かしい名前が残らなかったのは少し寂しい。ワタシにとっては智辯和歌山仙台育英も新顔のようなモンです。

 

 

 そのあたりも踏まえて、ここからは三回戦の8カードを順に予想してみたいと思います。あまり当てにはならないと思いますが(笑)。

 

猿のチアガールのイラスト

岡山学芸館岡山) vs 作新学院栃木

 広島商との隣県対決を制した岡山学芸館と、センバツベスト8の福岡筑陽学園を延長10回で破った作新学院

 わずかに作新学院有利、かな?。

 

 

東海大相模神奈川) vs 中京学院大中京岐阜

 近江滋賀)との優勝候補対決で実力を見せつけて勝ち上がった横綱東海大相模の有利は動かない、と思う。

 

 

明石商兵庫) vs 宇部鴻城山口

 これも花咲徳栄埼玉)との実力校対決で、接戦になるも地力を見せつけた横綱明石商が有利と見る。

 

 

海星長崎) vs 八戸学院光星青森

 海星投手力は見るべきものがあるが、わずかに光星の打力がまさるのでは。

 

 

「夕暮れと硬球 | ぱくたそフリー素材」の写真

高岡商富山) vs 履正社大阪

 今年は北陸三県の高校が三つとも三回戦に残ったが、その第一矢高岡商の健闘を祈りたいが、履正社の打力はちょっと常識を超えている。

 ただ履正社は打倒奥川星稜)で、豪速球を打つ練習を積んできたと思われる(1、2回戦とも奥川のようなプロ注目の長身速球投手を打ち崩している)ので、高岡商の軟投派サブマリンは意外にハマるかも。

 

 

星稜石川) vs 智辯和歌山和歌山

 石川の高校野球ファンの目から見ると、奥川投手が調子云々以前に体調がすぐれていないように思えてしかたがない。得意の打撃も全くフィットしてないし。

 星稜の打線と采配は復調(?)の兆しが見えてはいるが、それでも智辯和歌山相手ではそううまくは行かないだろう。

 智辯和歌山の怖さは、中盤まで完璧に抑えられていても、中盤以降になるとチョットしたきっかけで、いとも簡単にビッグイニングを作り出してしまうところ。

 「試合の”流れ”」、「勝負の分け目」というものを知り尽くした試合巧者といっていい。

 加えて星稜和歌山県勢に妙な(本当に”妙な”)苦手意識があるらしく、何度か対戦しているが一度も勝っていない。

 しかも例の箕島戦以外は、すべて星稜の自滅だった。

 この負の連鎖を断ち切るためにも、奥川投手の奮投(でも投げ過ぎには気を付けてネ)そして星稜ナインの奮闘に期待したい。

 勝負のゆくえは予測デキマセン。石川県民ナノデ(笑)。

 

 

敦賀気比福井) vs 仙台育英宮城

 じつはこの試合が一番予測が難しい。実力伯仲のゲームになるだろう。

 どちらもワタシの注目校番付(笑)には入っていなかったが、ドウモオミソレシマシタスミマセンと言うしかないほどの実力を、ここまで見せつけている。

 オワビで言うわけではないのだが、勝った方が決勝まで勝ち上がってもおかしくはない。

 特に敦賀気比は、春の北信越大会決勝で星稜に1-3で敗れているが、明らかにその時より数段力が上がってきている。

 選手一人ひとりが野球をよく知っているというか、全員が何をすべきかわかっている大人のチームが敦賀気比

 しかも気比の打線は一度火が付いたら手が付けられない。智辯和歌山と対戦したらどうなるか見てみたいものである。あ、それじゃ星稜が負けるということだからマズイか、石川県民としては(笑)。

 仙台育英投手力、打力を含めた総合力も相当なモンだが、わずかに敦賀気比が有利か。

 来年の主役は敦賀気比笠島投手ではないかとヒソカに思っていたが、ひょっとすると今年の主役の一人に躍り出るかもよ。

 

 

鶴岡東山形) vs 関東一東東京

 これも実力伯仲の対戦だが、ワタシの挙げた注目校2校を撃破した鶴岡東の勢いと地力が勝るのでは。

 

 ではどうなりますか。当たるも八卦、当たらぬも八卦(笑)。

 

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(9)夏の甲子園組み合わせ決定 うーむ…

 決まっちゃいましたね、組み合わせが。

 一見、実力校と言われる高校がうまく分散したようにも見えますが、いやいや、そうでもありませんぞ。

 どうして初戦からこんな対戦が…と絶句したくなるような「黄金カード」もチラホラ見えております。それこそ、どちらにも消えて欲しくない!という、高校野球ファンからすれば胸をかきむしりたくなるようなカードが…。

甲子園球場のイラスト

 今年は猛暑が続きそうです。選手の皆さんや応援の皆さんには、ぜひ体調管理に気を付けて頑張って欲しいです。

 

 

  ではワタシが注目するカード、ブロックなど見ていきましょう。

 

 大会二日目の第一試合。

 優勝候補の一角と目される大阪履正社茨城霞ケ浦と対戦。

 打倒奥川を胸に春からさらに鍛え上げてきたであろう強力・履正社打線と、長身から繰り出される140キロ後半のストレートと切れ味抜群のスライダーという、まさに宿敵奥川にそっくりの霞ケ浦鈴木投手の対決!

 色んな意味で興味深い対戦となりました。

 履正社センバツからどれだけレベルアップしてきたか楽しみです。

 

 二日目第二試合。

 評判の本格派・投手を擁するダークホース、三重津田学園と、名門の名をほしいままにする古豪・静岡高校という東海対決。

 レベルの高い試合が予想されますが、勝った方が、履正社霞ケ浦の勝者とまた対戦するというシビレる組み合わせ。

 

 二日目第三試合。

 奥川擁する石川星稜と、これまた好投手・能登擁する北北海道旭川高校。

 投手戦になるのか? いや、意外と点の取り合いになりそうな気がしてます。

 この星稜旭川が入ったブロックは、他にも智辯和歌山高知明徳義塾をはじめとして実力校がそろってしまいました。

 ここを勝ち抜いてベスト8に名乗りを上げるのはどこか。ドキドキです。

 

 そして四日目第三試合!

 前回ワタシが「大関」に格付けした千葉習志野沖縄尚学という驚愕のカード!

 どっちが勝つかは全く予想尽きませんが、沖縄の高校は毎年応援しているので、尚学にはセンバツ準優勝校を相手になんとか頑張って欲しい。

 あと美爆音と沖縄の指笛の対決も見ものといえば見ものデス。

 

 続く第四試合。

 ワタシが注目する好投手・香川擁する香川高松商が、強打の山形鶴岡東と対戦。

 勝った方が習志野沖縄尚学の勝者と当たります。

 

 ここから2回戦。

 

 五日目第三試合。

 ワタシが注目する広島商が、出て来れば優勝候補になったであろう西投手の創志館関西といった強豪を抑えて出場する岡山学芸館との隣県対決に挑みます。

 ワタシ個人的にも広島岡山の高校は好きでいつも応援しているので楽しみです。

 この隣県対決は確か24年前の’95年にも岡山・関西vs広島・宮島工が対戦し、このときは関西が勝っています。さて今回は。

 

 そして六日目はワタシが東西の「横綱」とした両校が登場します。

 まず第二試合。

 なんと、東の横綱神奈川東海大相模が、春の近畿チャンピオンにして、ワタシがこよなく愛する滋賀近江高校がぶつかってしまいました。超好カード!

 胸がかきむしられる思いがするのはこの試合デス。私情を交えますが、近江高校ガンバレ!

 

 そして第四試合。

 西の横綱兵庫明石商が、二年前の優勝校・埼玉花咲徳栄とぶつかるという超好カード第二弾!

 明石商の優位は動かないとは思うのですが、そこは高校野球。どうなるかワカリマセン。楽しみです。

 

 以上がワタシが注目するカード・ブロックです。

 おそらくこの中から優勝校が出ると予想シマスが、心地よい「裏切り」も密かに期待する次第。楽しみに見守りましょう。

 

 

 

 

 

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(8)49代表決定! 強いのは…

 暑いですね。

 ワタシの毎日の山仕事も、ほぼ地獄の様相を呈しておりマス。

 灼熱の甲子園で闘う高校球児たちもタイヘンなことは分かっていながら、冷房の効いた部屋でテレビ観戦しながらアーダコーダ言ってる高校野球ファン(ワタシですね…)の、なんと罪深きことよ。

 罪深いついでに、この夏甲子園を大いに沸かしてくれるであろう強豪校を、番付風にみていきたいと思います。

 横綱

東海大相模(神奈川)

明石商(兵庫)

 東の横綱と西の横綱ですね。実力的にはこの二校が、ほんの少し抜き出ていると思います。

 

 

大関

習志野(千葉)

履正社(大阪)

智辯和歌山(和歌山)

沖縄尚学(沖縄)

 習志野は春よりさらに強くなった印象で、横綱でもおかしくないほどの力があると思う。

 履正社智辯和歌山については、正直その実力を測りかねている。勢いがつけばファイナルまでいくが、意外なところでコロッと負けてしまうもろさも併せ持っているように思う。

 沖縄尚学については、じつはまったくその戦力を把握しておりません(笑)が、かなり注目していた興南沖縄水産を連破してきたのは実力が相当高いと踏んでの、大関です。

 

 

関脇

花巻東(岩手)

星稜(石川)

広島商(広島)

明徳義塾(高知)

 花巻東明徳は真に力があると思って選びました。

 広島商は、オールドファンの「期待」です。令和の広商がどんな野球を見せてくれるのか。いまからワクワクしてます。優勝もあるかもよ。

 

 さて、わが地元の星稜高校

 星稜については、わりとひいき目(笑)にみて選びました。優勝候補とまではいかないのでは、と思ってます。

 ネックはやはり、大舞台での勝負弱さ。

 守りでは大事なところ(ここで試合の流れが大きく決まるといった場面)でミスが出る。

 攻撃はなかなかヒットが出ない。出ても打線がつながらず残塁の山を築く。あまり試合の”流れ”というものを意識してないんじゃないかと思ってしまいます。

 応援しているだけあって、さすがにキビシイ意見が噴出(笑)ですが、その一方で、今年の星稜はいつもとは違うのではないかとも思っています。理由はもちろん奥川山瀬のバッテリー。

 実力が今までとは違う、といったことではなくて、このふたりの内面、というか精神的なところで、いままでの星稜の選手とはどこか一線を画しているように思えるのです。期待したいです。

 

 他に期待しているのはもちろん近江!そして高松商

 近江については、ファンであることを公言していながらこのような予想に(笑)なってしまって、ゴメンナサイ。ただここも星稜と同じで打線が少し弱い気がしているので。

 ただチーム全体の力はかなりあると思ってます。接戦を粘り強くモノにしていけば、上位進出は当然できるチーム。

 高松商はエースの香川投手にゾッコンです。センバツでの投球には驚愕いたしました。彼が好調でチームに流れをもたらせばベスト4でも行けるチームだと思っています。

 

 ただ、高校野球はフタを開けてみないと本当にわからない。

 出てくれば優勝候補になりそうなチームが、ほとんど(!)予選敗退してしまうほどですから。

 ただ、だから高校野球は面白いのでしょう。とりあえずは組み合わせ抽選を楽しみに待ちましょう。

 

 

 

 

蒸し暑い熱帯夜のJAZZ

  前回に引き続き「熱帯夜の 音楽」。

 今回はJAZZ。

 

 

『フュエゴ』 ドナルド・バード

FUEGO/DONALD BYRD フュエゴ/ドナルド・バード [Made In Japan]

  フュエゴ:燃える火。

 その名の通り、熱くファンキーな名演で彩られたBLUE NOTEの名盤。

 暑苦しいというよりは楽しい。

 それもそのはず。

 ドナルド・バードジャッキー・マクリーンデューク・ピアソンダグ・ワトキンスとくりゃあ、楽しくならないわけがない。

 このような”暑さ”なら大歓迎である。  

フュエゴ(紙ジャケット仕様)

フュエゴ(紙ジャケット仕様)

 

 

フュエゴ

フュエゴ

 

 

 

 

  

『モーニン』 アート・ブレイキー

モーニン+1

 JAZZファンでなくとも、一度は誰もが聴いたことのあるであろう「モーニン」で始まるこのアルバム。

 同じくBLUE NOTEの名盤だが、そのジャケット写真から予想される通り、熱さとファンキーさをさらに煮詰めたような(笑)作品。

 アート・ブレイキーのドンドコドラムが暑苦しさを増幅させやがる(笑)。 

モーニン+2

モーニン+2

 

 

モーニン

モーニン

 

  

 

  

 

ミッドナイト・ブルー ケニー・バレル

ミッドナイト・ブルー+2

 

 BLUE NOTEが続いてまうな、どうしても。

 都会の夏の夜って、なんかザワついてて不穏な感じがあるよね。

 そのようなイカガワしさが横溢している。

 訥弁タイプのケニー・バレルBLUEギターレイ・バレットコンガスタンリー・タレンタインテナーが、真夜中の都会の闇をうまく謳っている。

 ベースメジャー・ホリーjr.が、いい仕事してる。

 

ミッドナイト・ブルー+2

ミッドナイト・ブルー+2

 
ミッドナイト・ブルー(紙ジャケット仕様)

ミッドナイト・ブルー(紙ジャケット仕様)

 

 

Midnight Blue (The Rudy Van Gelder Edition)

Midnight Blue (The Rudy Van Gelder Edition)

 

 

 

  

 

 

サキソフォン・コロッサス』 ソニー・ロリンズ

サキソフォン・コロッサス

  この人のテナーサックスは、ただひたすらに音がデカイ。

 つまりは暑苦しい(笑)のだが、そこは天才ソニー・ロリンズ

 超一流のリズム・セクションを得て、センスある楽しい名演を繰り広げる。

 JAZZ史に輝く名盤である。

 選曲もなんとなくトロピカル。

 

サキソフォン・コロッサス

サキソフォン・コロッサス

 
サキソフォン・コロッサス(紙ジャケット仕様)

サキソフォン・コロッサス(紙ジャケット仕様)

 

 

サキソフォン・コロッサス

サキソフォン・コロッサス

 

 

 

 

   

 

『イントロデューシング』 ジョニー・グリフィン

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

  この人のテナーは、やたらブルージーでファンキーで濃い。

 さすがシカゴ出身。

 しかも速吹きの名手。

 

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

 
イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

 

 

  

  

 

 

『ブルー・アワー』 スタンリー・タレンタイン with ザ・スリー・サウンズ

ブルー・アワー

 このタイトル、このジャケット。

 しかも土臭さ(アーシー)で鳴らすスタンリー・タレンタインスリー・サウンズの共演とくれば、ブルージーかつ蒸し暑苦しい名演(笑)は約束されたも同然である。

 暑苦しさの裏にBLUE NOTEスタンリー・タレンタインの影あり。   

ブルー・アワー

ブルー・アワー

 
ブルー・アワー

ブルー・アワー

 

  

 

 

 

『アフロ・キューバン』 ケニー・ドーハム

アフロ・キューバン+2

 BLUE NOTEお得意の、多すぎるホーン・セクション&リズム・セクション(笑)。

 それもBLUE NOTEオールスターといった豪華すぎる顔ぶれ。ライオンさん*1、こういうの好きだよねー。

 90年代だったか、「ジャズで踊る」を謳い文句にしたロンドンあたりのクラブ・シーンで、やたら重宝されたアルバムだが……まあ、これ以上は言わないでおこう(笑)。ワタシの好きなハンク・モブレーのテナー・プレイが鋭く聴こえてしまう(笑)。

 何だか悪口みたいになってしまったが(笑)、ラテン・ジャズ特有の楽しいプレイは、熱帯夜の雰囲気に満ちている。

 

アフロ・キューバン+2

アフロ・キューバン+2

 
アフロ・キューバン(紙ジャケット仕様)

アフロ・キューバン(紙ジャケット仕様)

 

 

 

 

 

*1:ルフレッド・ライオン:BLUE NOTEレーベルの創設者でプロデューサー