Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

蒸し暑い熱帯夜のJAZZ

  前回に引き続き「熱帯夜の 音楽」。

 今回はJAZZ。

 

 

『フュエゴ』 ドナルド・バード

FUEGO/DONALD BYRD フュエゴ/ドナルド・バード [Made In Japan]

  フュエゴ:燃える火。

 その名の通り、熱くファンキーな名演で彩られたBLUE NOTEの名盤。

 暑苦しいというよりは楽しい。

 それもそのはず。

 ドナルド・バードジャッキー・マクリーンデューク・ピアソンダグ・ワトキンスとくりゃあ、楽しくならないわけがない。

 このような”暑さ”なら大歓迎である。  

フュエゴ(紙ジャケット仕様)

フュエゴ(紙ジャケット仕様)

 

 

フュエゴ

フュエゴ

 

 

 

 

  

『モーニン』 アート・ブレイキー

モーニン+1

 JAZZファンでなくとも、一度は誰もが聴いたことのあるであろう「モーニン」で始まるこのアルバム。

 同じくBLUE NOTEの名盤だが、そのジャケット写真から予想される通り、熱さとファンキーさをさらに煮詰めたような(笑)作品。

 アート・ブレイキーのドンドコドラムが暑苦しさを増幅させやがる(笑)。 

モーニン+2

モーニン+2

 

 

モーニン

モーニン

 

  

 

  

 

ミッドナイト・ブルー ケニー・バレル

ミッドナイト・ブルー+2

 

 BLUE NOTEが続いてまうな、どうしても。

 都会の夏の夜って、なんかザワついてて不穏な感じがあるよね。

 そのようなイカガワしさが横溢している。

 訥弁タイプのケニー・バレルBLUEギターレイ・バレットコンガスタンリー・タレンタインテナーが、真夜中の都会の闇をうまく謳っている。

 ベースメジャー・ホリーjr.が、いい仕事してる。

 

ミッドナイト・ブルー+2

ミッドナイト・ブルー+2

 
ミッドナイト・ブルー(紙ジャケット仕様)

ミッドナイト・ブルー(紙ジャケット仕様)

 

 

Midnight Blue (The Rudy Van Gelder Edition)

Midnight Blue (The Rudy Van Gelder Edition)

 

 

 

  

 

 

サキソフォン・コロッサス』 ソニー・ロリンズ

サキソフォン・コロッサス

  この人のテナーサックスは、ただひたすらに音がデカイ。

 つまりは暑苦しい(笑)のだが、そこは天才ソニー・ロリンズ

 超一流のリズム・セクションを得て、センスある楽しい名演を繰り広げる。

 JAZZ史に輝く名盤である。

 選曲もなんとなくトロピカル。

 

サキソフォン・コロッサス

サキソフォン・コロッサス

 
サキソフォン・コロッサス(紙ジャケット仕様)

サキソフォン・コロッサス(紙ジャケット仕様)

 

 

サキソフォン・コロッサス

サキソフォン・コロッサス

 

 

 

 

   

 

『イントロデューシング』 ジョニー・グリフィン

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

  この人のテナーは、やたらブルージーでファンキーで濃い。

 さすがシカゴ出身。

 しかも速吹きの名手。

 

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

 
イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

イントロデューシング・ジョニー・グリフィン+2

 

 

  

  

 

 

『ブルー・アワー』 スタンリー・タレンタイン with ザ・スリー・サウンズ

ブルー・アワー

 このタイトル、このジャケット。

 しかも土臭さ(アーシー)で鳴らすスタンリー・タレンタインスリー・サウンズの共演とくれば、ブルージーかつ蒸し暑苦しい名演(笑)は約束されたも同然である。

 暑苦しさの裏にBLUE NOTEスタンリー・タレンタインの影あり。   

ブルー・アワー

ブルー・アワー

 
ブルー・アワー

ブルー・アワー

 

  

 

 

 

『アフロ・キューバン』 ケニー・ドーハム

アフロ・キューバン+2

 BLUE NOTEお得意の、多すぎるホーン・セクション&リズム・セクション(笑)。

 それもBLUE NOTEオールスターといった豪華すぎる顔ぶれ。ライオンさん*1、こういうの好きだよねー。

 90年代だったか、「ジャズで踊る」を謳い文句にしたロンドンあたりのクラブ・シーンで、やたら重宝されたアルバムだが……まあ、これ以上は言わないでおこう(笑)。ワタシの好きなハンク・モブレーのテナー・プレイが鋭く聴こえてしまう(笑)。

 何だか悪口みたいになってしまったが(笑)、ラテン・ジャズ特有の楽しいプレイは、熱帯夜の雰囲気に満ちている。

 

アフロ・キューバン+2

アフロ・キューバン+2

 
アフロ・キューバン(紙ジャケット仕様)

アフロ・キューバン(紙ジャケット仕様)

 

 

 

 

 

*1:ルフレッド・ライオン:BLUE NOTEレーベルの創設者でプロデューサー