Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

珠玉の70's・80's Japanese Pops & Rock (9) 蒸し暑い熱帯夜の音楽

 梅雨が明けたのはいいけれど、相変わらず夜は蒸し暑くて、エアコンでもかけておかないと寝られない夜が続いてますな。

 今回はそんな寝苦しい夜に「火に油を注ぐ」ような熱帯夜音楽(笑)をアナタに。

 

 

「夜はカクテル」 S-KEN

JUNGLE・DA

 

 『JUNGLE・DA』収録。

 熱帯夜と言えば「無国籍」のイメージが付きまとう。 

 こんな夜は寝るのなんかあきらめて、カクテルで楽しい気分になっちまえばいいのである。

 この曲に限らず当アルバムはジャケットが物語る通り、昭和のいかがわしい無国籍風ダンスミュージックを堪能できる。

JUNGLE・DA(紙ジャケット仕様)

JUNGLE・DA(紙ジャケット仕様)

 
JUNGLE・DA

JUNGLE・DA

 

 

 

 

 

「熱帯夜」 細野晴臣

トロピカル・ダンディー 【ブルースペック】

 

 『TROPICAL DANDY』収録の、その名も「熱帯夜」

 熱帯の夜特有のねっとりした甘い空気に満ちている。

 同アルバム収録の「ハリケーン・ドロシー」「HONEY MOON」も同様の気分を味わえる。

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

 
トロピカル・ダンディー 【ブルースペック】

トロピカル・ダンディー 【ブルースペック】

 

 

 

 

 

「Exotica Lullaby」 細野晴臣

泰安洋行

 

 細野氏最高傑作とも巷では言われる泰安洋行収録。 

 熱帯の子守歌。

 これで気持ちよく眠れるわけではないが(笑)。

泰安洋行 【ブルースペック】

泰安洋行 【ブルースペック】

 
泰安洋行(紙ジャケット仕様)

泰安洋行(紙ジャケット仕様)

 
泰安洋行

泰安洋行

 

 

 

 

 

 

「ヨコスカ・バーニング・ナイト」 上々颱風

上々颱風2

 

 上々颱風2』収録。

 熱く、心ザワつくヨコスカの夜。 

 どうせ汗をかくならエロティックな汗を。 

上々颱風2

上々颱風2

 
上々颱風2

上々颱風2

 

 

 

 

 

 

「密林ビート」 上々颱風

上々颱風 3

 

 上々颱風3』収録。

 恋とダンスと熱い夜。 

上々颱風 3

上々颱風 3

 
上々颱風 3

上々颱風 3

 

 

 

 

  

 

TRON岬」「ライ・ライ・ライ」 パール兄弟

パールトロン

 

 『パールトロン』収録のこの2曲は、熱帯夜というよりは都会、といっても千葉の湾岸エリア(笑:イヤイヤ、ワタシの住む金沢と比べれば超都会です)の夏の夕刻のイメージ。

 まだ昼間の熱気を残しながらも、少し涼しい海風がそよいでいる感じ。

 発表された’87年当時に思い描かれた「千葉シティ」の未来イメージと相まって、心地よいめまいさえ感じる。 

パールトロン

パールトロン

 
パールトロン

パールトロン

 
PEARLTRON(紙ジャケット仕様)

PEARLTRON(紙ジャケット仕様)

 

 

 

 

 

 

「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」 大瀧詠一

NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-

 

 NIAGARA MOON』収録。

 ナイアガラの滝はアメリカ北部、カナダとの国境に位置するが、この曲、このアルバムはディープ・サウスの香り漂う。  

 

NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-

NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-

 
Niagara Moon 30th Anniversary Edition

Niagara Moon 30th Anniversary Edition

 
NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-(完全生産限定盤) [Analog]

NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-(完全生産限定盤) [Analog]

 
NIAGARA MOON

NIAGARA MOON

 

 

 

 

 

 

 ここからは番外編として洋楽の熱帯夜音楽を。

 

『ハヴァナ・ムーン』 カルロス・サンタナ

Havana Moon

 超名盤。

 収録曲もキリマンジャロの伝説」「ハヴァナ・ムーン」「ティファナ・ナイト」「星降るメキシコ」「ヴェレーダ・トロピカル」と、中南米カリブ海のトロピカルな夜を彷彿とさせるタイトルが並ぶ。

 もちろん内容は保証済み。 *1

ハバナ・ムーン (紙ジャケット仕様)

ハバナ・ムーン (紙ジャケット仕様)

 
ハバナ・ムーン

ハバナ・ムーン

 
Havana Moon

Havana Moon

 

 

 

 

  

フィルモア・イースト・ライヴ』 オールマン・ブラザーズ・バンドフィルモア・イースト・ライヴ

 デュアン・オールマン*2のギター、弟グレッグ・オールマンのオルガン。アメリカ:ディープ・サウスの気候をそのまま体現したかのような暑苦しさ(笑)。

 しかし名演である。 

 

フィルモア・イースト・ライヴ

フィルモア・イースト・ライヴ

 
フィルモア・イースト・ライヴ

フィルモア・イースト・ライヴ

 

 

 

*1:当ブログの「洋楽アルバムBest10」参照

*2:最近”デュエイン・オールマン”という表記をよく目にするが、まあ発音としてはそれが正しいのかも知れんが、どうも馴染めない

珠玉の70's・80's Japanese Pops & Rock (8) ОLへの応援歌 「GO GO EPO」

 今回は、80年代にソウルフルな高品質Popsを次々に発表し、Japanese Popsのレベルアップに大いに貢献されたEPOさん。

 彼女の最高傑作と私が勝手に認定(笑)した『GO GO EPO

GO GO EPO

 もともとソウルフルなPopsを世に送り出していた彼女の作品群のなかでも、このアルバムは特にソウル・フレイヴァーに満ちている。夏の夕暮れ時に聴くと程よくハマリまっせ。

 

 とは言え、このBLUEなジャケット写真からイメージされる通り、じつはこのアルバムには幸せな曲は一つもない。

  全編通じて描かれるのは、周りに負けまいと、あるいは自分に負けまいと、またあるいは恋のライバルに負けまいと、大都会の真ん中で肩肘張ってでも前に進もうとガンバル若いオフィス・レディの姿。

 そしてEPOは自分自身の姿をもそこに投影させていたのかもしれない。だからこその「GO GO EPOのタイトル。

 

 恋人との辛い別れ。

 女の友情を裏切ってでも奪った親友のボーイフレンド。

 いらだつオフィス。

 仕事場に向かう憂鬱な地下鉄の階段。

 

 自分はОLになったことがない(当たり前!笑)ので、その辛さとかBLUEな心情は、表面的にしかうかがうことは出来ない。

 しかしこのアルバムの各主人公たちは、それで寂しい気持ちになったり、疲労感をため息にして出してみたり、遠くを見つめたり(笑)することはあっても、下をうつむくことなく、懸命に踏ん張ろうとする。前を向こうとする。

 EPOはそんな彼女たちの、イタイ部分をさらけ出すような日常を、あえて正直に切り取ることで、逆に彼女たちを応援しようとしている。ワタシにはそう感じられる。

 これは応援歌である。

 恋に仕事に疲労感を募らせているОLたちへの応援歌である。

 心身ともに疲れ切っているときには、優しく包み込んでくれるような癒しの音楽がいいのかもしれないが、このような音楽も時にはいいのではないだろうか。

GO GO EPO

GO GO EPO

 

 

Go Go EPO ゴー・ゴー・エポ [12

Go Go EPO ゴー・ゴー・エポ [12" Analog LP Record]

 

 

 

 

 

高校野球ブログ 僕は野球がヘタクソだった(7)波乱続きの地方大会

  いやぁ、参りましたね。こうまで予想が外れるとは(笑)。

 センバツ優勝の東邦に関しては、愛知のレベルが高いこともあってナカナカ難しいんじゃないかと思っていましたが*1、期待していた愛工大名電までもがベスト8にも残ることなく敗退してしまったことには、驚きました。

 ただウレシイことに、中京大中京が昔の中京時代の懐かしい襟付きユニフォームを復活したとのことで、ベスト4にも残っているので頑張って欲しいです。

 あのユニフォーム好きだったんですよ。ぜひ甲子園でも見たい!

 

甲子園 2019 [雑誌] (週刊朝日増刊)

甲子園 2019 [雑誌] (週刊朝日増刊)

 

 

 

   

 他にも注目・期待していたチームとしては

 南北海道 札幌大谷 敗退

 岩手 花巻東 甲子園決定  大船渡 決勝で敗退(涙)

 千葉 習志野 甲子園決定

 西東京 東海大菅生 ベスト4進出 日大三 準々決勝で敗退

 神奈川 東海大相模 ベスト4進出

 石川 星稜 ベスト4進出  航空石川 準々決勝で敗退

 滋賀 近江 決勝進出

 大阪 履正社 ただいま5回戦試合中

 兵庫 明石商 ベスト4進出

 和歌山 智辯和歌山 ベスト8進出

 岡山 創志学園 ベスト4進出  関西 3回戦敗退(涙)

 広島 広島商広陵 ベスト8進出  崇徳 4回戦敗退(涙)

 高知 高知 ベスト4進出

 大分 明豊 ベスト4進出

 沖縄 興南 決勝で敗退  沖縄水産 3回戦敗退(涙)

 

 今のところ特に衝撃だったのは岩手石川沖縄

 まず岩手勝戦花巻東大船渡

 大船渡佐々木朗希投手、なんと決勝で投げることなく敗退しましたね。

 試合後のインタビューなどの情報はまだ手元に入っていません。

 もちろんワタシなどが言うまでも無く、甲子園出場を目指して決勝戦に臨んだはずですが、それ以上に前日完投した佐々木投手の身体の状態を優先させたということなのでしょう。

 ココロ震えました。

 賛否両論出てくると思いますが、ワタシはこの決断に賛成します。もちろん佐々木投手本人、選手たち、監督の心中察するに余りありますが、特に監督さん、この決断に誇りを持ってください。選手の皆さん、決勝までの快進撃と決勝での戦いに誇りを持ってください。ワタシごときが言う事でもないのですが。全国の野球ファンにここまで夢を見させてくれて大感謝、です。

 そして花巻東の甲子園での戦いぶりに期待しましょう。ガンバレ!

 

 次に石川

 地元のひいき目で見ているわけではないのですが、今年は投も打も異様にレベルが高いです。まさかこれほどとは。

 まず投手は各校、スピード、キレ、変化球、投球術など、全国レベルの投手をそろえてきました。ここに名を挙げきれないくらい数多くの好投手を目撃しておりマス。いや、大げさではなく。

 打も各校実に迫力ある打撃を見せてます。全国レベルではないかと思う投手たちを、いともたやすく攻略しておりマス。

 思うに、これも打倒星稜、打倒奥川投手を目標に、各校この一年切磋してきたタマモノなのでしょう。

 その奥川投手、先日158㎞計測したと話題になりましたね。

 スピードガンの設定がズレていたなどの後日談などが出たりしましたが、ワタシが見る限り、158㎞出ていてもおかしくはないほどのスピードでした。

 あとで佐々木投手の160㎞のボールと比較して見ましたが、まったく遜色ないように思えました。みなさんももし両投手のそのピッチング映像を録画してあったら、比較してみてはどうでしょうか。

 まあ、どちらにせよ両投手のレベルの高さには脱帽するしかないのですが。

 

 そして沖縄

 かなり期待していた興南沖縄水産

 なんと両校に勝利したのは同じ高校。

 直接対決で両校を撃破し、甲子園キップを手にしたのは、甲子園優勝経験もある沖縄尚学

 全くのノーマークでした。お恥ずかしい限りデス。

 しかし両校を破ったというのは、かなりの実力校である証し。

 甲子園でも話題のチームになること間違いないでしょう。大注目です。

 

 さあ、49の代表が決まるのももうすぐです。

 さらなる驚愕が待っているのか。去年の吉田輝星投手のような新たなヒーローが出てくるのか。注目して待ちましょう。

 

 

 

 

*1:「僕は野球がヘタクソだった(6)地方大会の足音が…」参照

星に願いを ~ 夏の夜、星と宇宙に想いを馳せる音楽を

 まだまだぐずついた空模様に覆われている日本列島。

 しかし本来、夏の夜というのは、星空が美しい季節。

 七夕という行事が夏にあるのもそのため。

 古(いにしえ)の人たちも昼間の暑さを忘れて、星降る夜空を見上げては、星々の物語に想いを馳せたのでしょう。 

 

 今回は夏の夜にふさわしい、星と宇宙に寄り添った音楽をご紹介しましょう。

 

ALEX 『夜空から降る音~銀河からの贈り物』

     『夜空から降る音~満天の星』

     『夜空から降る音~月の鼓動』

夜空から降る音~銀河からの贈り物~

夜空から降る音~満天の星~

夜空から降る音~月の鼓動~

 まわりに何もない草っ原の中に寝転んで、満天の星々が奏でる天空の音楽を聴いている。 

 それをそのまま形にしたという、奇跡的なアルバムがこの三枚。

 ワタシは夏の夜、寝室の窓を開けて(もちろん網戸は閉めてますが)、これらをひとまとめにしたプレイリストを、音量小さ目で聴きながら眠る、ということよくする。

 

夜空から降る音~銀河からの贈り物~

夜空から降る音~銀河からの贈り物~

 
夜空から降る音~満天の星~

夜空から降る音~満天の星~

 
夜空から降る音~月の鼓動~

夜空から降る音~月の鼓動~

 

 

  

 

 

神山純一 『FOREST GREEN  星の音楽』

       『FOREST GREEN  月の音楽』

FOREST GREEN 3 ― The Star

FOREST GREEN 月の音楽 (MEG-CD)

 環境音楽の雄、神山純一が紡ぎ出す”星”と”月”の音楽。

 そのあまりの”厳かさ”と透明な美しさは、本当に星々や月から聴こえてきているのではないかと思えるくらい。

 とくに『月の音楽』は、その儚げでありながらも香気漂う美しさに魅了される。まさに月の女神が奏でる音楽。

 

FOREST GREEN 3 ― The Star

FOREST GREEN 3 ― The Star

 
FOREST GREEN 月の音楽 (MEG-CD)

FOREST GREEN 月の音楽 (MEG-CD)

 

 

 

 

 

 

上々颱風 「月の小舟」

上々颱風 3

 やはりこれを外すわけにはいかない。

 「自分にとって大切な曲、アルバム①」でも、一番最初に紹介したから、あえてもう言う事はないんだけど、とにかく心が洗われる美しい曲。

 これ以上の癒しは無い、と思う。

上々颱風 3

上々颱風 3

 
上々颱風 3

上々颱風 3

 

 

 

 

 

 

プリファブ・スプラウト アンドロメダ・ハイツ」

アンドロメダ・ハイツ 

 これはあまり夏のイメージではないんだけど、あまりにもいい曲なので、あえて入れさせていただいた。ジャケットもいいでしょ?

 名作アンドロメダ・ハイツ』のタイトル曲。

 

アンドロメダ・ハイツ

アンドロメダ・ハイツ

 
アンドロメダ・ハイツ(紙ジャケット仕様)

アンドロメダ・ハイツ(紙ジャケット仕様)

 

 

Andromeda Heights

Andromeda Heights

 

 

 

 

 

 

東儀秀樹 「月と星と」 

       「Starlight Cruise」

東儀秀樹

 雅楽、というか文字通りの「邦楽」のプリンス、東儀秀樹も星や宇宙にまつわる曲、アルバムなどいくつか出しているが、その中でも特に星空や宇宙を見ているような感覚にさせてくれるのが、この2曲。

 どちらも満天の星空のもとにいるような、あるいは宇宙空間を漂っているかのような気分を味わうことができる。

 音の美しさは言わずもがな。

 「月と星と」はデビューアルバムにして最高傑作東儀秀樹に収録。

 「Starlight Cruise」は最初のベスト盤『TOGISM』に収録。

東儀秀樹

東儀秀樹

 

 

TOGISM

TOGISM

 
TOGISM

TOGISM

 

 

 

 

 

デラ・セダ 「星空のエンジェル・クイーン」

ガール・フレンド/I’M YOUR GIRL FRIEND<UHQCD>

 ニール・セダカの娘、デラ・セダカが喜多郎(今の人は分かんないだろうなぁ)をバックに、松本零士原作のアニメ映画『1000年女王』のテーマ曲を歌ったもの。

 うさんくさい(笑)と思わずに、一度聴いてみてほしい。儚さ(はかなさ)を含んだあまりの美しさに息を呑むはずだから。

 

ガール・フレンド ( 2017 Remaster )

ガール・フレンド ( 2017 Remaster )

 

 

  

 

 あとジャズのスタンダード曲でも「星」をテーマにした曲は多いけど、ここではあえて紹介しない。

 あくまで個人的意見だけど、ジャズを聴いて星空や宇宙に想いを馳せるのは、なかなかに難しい。ジャズというのは結局、”街”の音楽だから。

 

 実をいうと一番好きなのは「七夕」の歌。それはもう、子供の頃から。

 でもこれを”聴きたい”とは思わない。

 自分にとって七夕の歌は、あくまで心の中で口ずさむ歌だから。

 

 

 

アラフィフ親父が好きなイマドキのJapanese Pops & Rock

 自分の子供の影響(笑)もありまして、ここ数年、最近のバンドも聴くようになった50代のワタシ。

 いやあ、スゴイですね。最近の若いヤツらときたら。

 技術、Rockに関する深い知識、センス、Rock魂(笑)。

 すべてがハイレベル。いつからこんな「Rock大国」になったんだ?わが日本は。

 聴く前はハナからバカにしていた自分を、いまでは恥じておりマス。

 

 ここはザンゲの意味も込めて、ワタシが特に気に入っている方々(笑)をご紹介イタシマス。

 詳しい解説などは、イマの若い人たちのほうがよほど詳しいと思うのでシマセン。短いコメント程度で。まあ、共通点をあえて探すならGroove感かな。

 

 

Lucky Tapes

CIGARETTE & ALCOHOL

 最近の若いミュージシャンたちで特に関心するのは、重低音の使い方。うまいよねぇ。

 特にこのLucky Tapesは、粋なハイセンス・ポップスでありながらベースの音を強く、しかも効果的にモノにしている。

 特に気に入ってるのは『Cigarette&Alcohol』収録の「レイディ・ブルース」dressing収録の「22」「Gossip」 、あと『The SHOW』収録の「Friday Night」かな。 まあ他にもたくさんあるが。

Cigarette & Alcohol

Cigarette & Alcohol

 

 

CIGARETTE & ALCOHOL

CIGARETTE & ALCOHOL

 

 

dressing (初回限定盤:CD+DVD)

dressing (初回限定盤:CD+DVD)

 
dressing (通常盤:CD)

dressing (通常盤:CD)

 
dressing

dressing

 

 

THE SHOW

THE SHOW

 
The SHOW

The SHOW

 

 

 

 

GLIM SPANKY

Next One

 まさかイマの若い連中がこんなブリティッシュ・ブルース・ロックをやってくれるとは。

 驚くべきはそのクォリテイの高さ。オヤジ、全面降伏でやんす。

 Vocalの子が、高校生のときに父親にすすめられて浅川マキを愛聴していた、というエピソードを知りさらに好きになった。*1

 

SUNRISE JOURNEY

SUNRISE JOURNEY

 
SUNRISE JOURNEY

SUNRISE JOURNEY

 

 

Next One(通常盤)

Next One(通常盤)

 
Next One

Next One

 

 

 

 

きのこ帝国

フェイクワールドワンダーランド

 最新作はなんだかおとなしくなってしまった感があるが、『フェイクワールドワンダーランド』『愛のゆくえ』といった作品は、昔よく聴いていたマイ・ブラディ・ヴァレンタインにも負けず劣らずの音作りで、まさに”きのこ帝国”の名にふさわしいものになっている。

 

フェイクワールドワンダーランド

フェイクワールドワンダーランド

 
フェイクワールドワンダーランド

フェイクワールドワンダーランド

 

 

愛のゆくえ

愛のゆくえ

 
愛のゆくえ

愛のゆくえ

 

 

 

 

 

クリープハイプ

泣きたくなるほど嬉しい日々に(通常盤)

 衝撃だった。

 ナニがって、そりゃアンタ、尾崎世界観のVocalですよ。それも中毒ってくらいにヤミツキになるんだから。意外なモンです。

 しかもそれ以上に衝撃だったのは、彼らの演奏力。カッコイイったらありゃしねぇ。

 何でイマの奴らはどいつもこいつも、こんなに上手いんだ?

 

泣きたくなるほど嬉しい日々に(通常盤)

泣きたくなるほど嬉しい日々に(通常盤)

 
泣きたくなるほど嬉しい日々に

泣きたくなるほど嬉しい日々に

 

 

 

 

Suchmos

LOVE&VICE

 上手いと言えば、コイツらも外すわけにゃいかねぇ。

 スティーリー・ダンを愛聴してたと聞いてある程度納得。

 キーボードがお隣の富山県氷見市出身というのもうれしい。なかなかヤルじゃねぇか。

 しかしチョット待ってくれ、若いSuchmosファンの方々。

 Suchmosサウンドに惹かれているのならぜひ、今から40年以上前、1977年の山下達郎「SOLID SLIDER」という曲を聴いてみて欲しい。それもアルバム『SPACY』収録の7分以上のロングヴァージョンで。

 もしアナタが耳の肥えたリスナー(Suchmosファンなら当然か)なら、その完璧なサウンド・プロデュースに驚愕するはずである。

 

THE BAY

THE BAY

 
THE BAY

THE BAY

 
LOVE&VICE

LOVE&VICE

 

 

THE KIDS

THE KIDS

 
THE KIDS(通常盤)

THE KIDS(通常盤)

 

 

THE ASHTRAY

THE ASHTRAY

 

 

THE ANYMAL

THE ANYMAL

 
THE ANYMAL(通常盤)(特典なし)

THE ANYMAL(通常盤)(特典なし)

 

 

SPACY (スペイシー)

SPACY (スペイシー)

 

 

 

 

 

Hump Back

hanamuke

 アルバム『hanamuke』の一曲目、「星丘公園」を最初に聴いたとき、不覚にも涙が込み上げてきてしまった。

 歌詞の内容がどうのではなく、彼女たちの音楽に向かう、Rockに向かう、そのあまりにも真っ直ぐさに、である。

 世の中を生き抜いていくために、若い頃にやむなく捨て去ってしまったものに、再び出会ってしまった。そんな感じ。

 

hanamuke

hanamuke

 
  

 おいしくるメロンパン星野源THE BAWDIES赤い公園なども、ナカナカヤルナ、オヌシという感じで気に入っておりマス。

 他にもこんなのがありまっせ、というのがありましたら是非教えてください。勉強させていただきヤス。

 

  

*1:浅川マキはわが石川県が誇る、Musician's musicianと言われたブルース・シンガー

珠玉の70's・80's Japanese Pops & Rock (7) VIVA!山下久美子

 80年代、PopなRock'n'Rollで「女王」の名を欲しいままにした山下久美子

 現在に至るまで活動を続けている彼女だが、クォリティの高い”傑作”アルバムはやはり80年代に集中して生まれている。

 その中でもワタシが特に好きな、というかオススメしたいアルバムをここで紹介しましょう。

 

 

Sophia (’83)

Sophia

 山下久美子の最高傑作は何かと問われれば、人によって答えは分かれるだろうが、ワタシはこれを推す。 

 最高の楽曲を携えてアメリカはニューヨークで録音された本作。

 一流のスタジオで、一流のプロデューサー、一流のミュージシャンと共に作り上げられたこのアルバム。

 当時、音楽のことなど分かったようで分かってなかった田舎の高校生だったワタシ(その点いまでも大して変わらんのだが…)にも、そのサウンドのレベルが、今まで聴いてきた日本のものとは比べようがないほど高い、ということはハッキリわかった。

 音の厚みが違う。

 にもかかわらず一つ一つの音(楽器)がしっかり主張している。

 なにより、当時からビート大好き、ベースの音大好き(?)人間だったワタシにとってウレシかったのは、ドラム・ベースがビシバシ効いていたこと。

 普段は決して強いとは言えない山下のVocalも、この迫力あるサウンドに負けることなく、うまく乗っかっている。MIXの技術も高いのだろう。

 そして今聴いても全く色褪せていない、素晴らしい楽曲の数々。

 アップテンポのRock'n'Roll(「ちょいまちbabyなごりのキスが」「こっちをお向きよソフィア」)も、ミドルテンポのラヴ・ソングもバラードも、日本のRock・Pops史に残る名曲をズラリと揃えている。

 前年に「赤道小町」の大ヒットがあったとはいえ、一体どんだけカネかけたんだ?というくらいの贅沢過ぎる作品。

 何十年にもわたって愛聴できる作品など、そうあるもんではない。

Sophia

Sophia

 
Sophia

Sophia

 

 

 

 

 Sophiaほどの作品はもう望めまい。

 そう思っていたら、その2年後にとんでもないヤツを味方につけてしまった山下久美子

 当時飛ぶ鳥をも落とす勢いだったBOOWYの心臓、布袋寅泰と結婚。当然、布袋とその一味(笑)*1と数年間、共にレコーディングを行うことに。

 ただ布袋との出会い、結婚、音楽における共同作業等の前後関係については、ワタシはよく知らないし、特に興味も無い。

 それはともかく、布袋との共作のなかでも特に最初の4作品は、日本のRock・Pops史のなかでも燦然と輝く傑作となっている。

 特筆すべきはその然るべきサウンド・プロデュースと、布袋の手による言わずと知れたセンス溢れる楽曲群。PopなRock'n'Rollという山下久美子の特質を高いレベルで実現している。

 この4作をSophiaに次ぐ傑作群としてここに紹介しておこう。ちなみにわたしの一番のお気に入りは『BLONDE』。

 

『BLONDE』 (’85)

BLONDE

 

BLONDE

BLONDE

 

 

 

 

『1986』 (’86)

1986

 

1986

1986

 
1986

1986

 

 

 

 

 

『POP』 (’87)

POP

 

POP

POP

 

 

 

 

 

『Baby alone』 (’88)

Baby alone

Baby alone

Baby alone

 

 

  

 

*1:BLONDE』ではのちにCOMPLEXを結成する吉川晃司をバックコーラスに迎えている

夏の夜、枕元に置いておきたい一冊

 今年はまだじめじめとした梅雨が続きそうですが、寝苦しい夜はまだまだこれから。

 そんな寝付けない夜に、夏の気分を味わいながら静かな眠りに誘ってくれそうな本をいくつかご紹介。

 

 

『8月のソーダ水』コマツシンヤ

8月のソーダ水

 子供のころ「こんなところがあったらいいなあ」と思い描いていたような理想の情景が、そのまんま画(え)になったようなマンガ。 

 パステルカラーの色使い。

 全編に満ち溢れる透明感。

 サントリーニ島のような白い街並みで少女が出会う、絶対にありえないようなファンタジックな出来事の数々。

 そして『8月のソーダ水』という、懐かしい夏を喚起させるタイトル。

 何もかもが心地よい。

 なによりも時間がゆったり流れている感じがいい。

8月のソーダ水

8月のソーダ水

 

 

 

 

『いつか光は匂いて』北方謙三

いつか光は匂いて

 ガラリと変わって、ハードボイルド作家・北方謙三が、ハードボイルドな日常(笑)を抜け出し、数々の南洋リゾートへ。 昼は船を駆って海へ繰り出し、夜は酒に溺れる楽園での日々を小説仕立てにした短編集。

 とはいえ、そこは北方謙三

 ゆるぎない男の友情あり、大人の恋愛あり、自分を見つめるクールな視線あり。

 極上の気分に浸りながら眠りにつく。これが最高。

いつか光は匂いて

いつか光は匂いて

 

 

いつか光は匂いて (講談社文庫)

 

 

 

 

 

海獣の子供五十嵐大介

海獣の子供 (1) (IKKI COMIX)

 芳崎せいむ金魚屋古書店で紹介されているのを読んで、初めて五十嵐大介という漫画家とその海獣の子供の存在を知った。

 視覚だけではなく、五感すべてに訴えかけてくるような自然描写。

 人類の文明や常識的感覚に対する、鋭く批評的な視点。

 海と宇宙をつなぐ美しくも荘厳、かつ壮大なストーリー。

 すべてに圧倒された。

 「生命」という大きなテーマを前にして、五十嵐大介のイマジネーションはとどまることを知らない。

 右脳も左脳も満足してぐっすり眠れること請け合い(?逆に興奮して眠れなくなるかも)。

 

 ちなみに映画化されたけど、ワタシは見ておりません。見たいのはヤマヤマなんだけど、50過ぎたオッサンがひとりでアニメ映画観に行くのもチョット勇気が…(笑)。誘おうにも奥さんはアニメ嫌いだし。

 Blu-rayの早期発売を望む!  

海獣の子供 全5巻完結セット (IKKI COMIX)

海獣の子供 全5巻完結セット (IKKI COMIX)

 

 

海獣の子供(1) (IKKI COMIX)

海獣の子供(1) (IKKI COMIX)

 
海獣の子供(2) (IKKI COMIX)

海獣の子供(2) (IKKI COMIX)

 
海獣の子供(3) (IKKI COMIX)

海獣の子供(3) (IKKI COMIX)

 

 

海獣の子供(4) (IKKI COMIX)

海獣の子供(4) (IKKI COMIX)

 

 

海獣の子供(5) (IKKI COMIX)

海獣の子供(5) (IKKI COMIX)

 

 

 

 

 

 

海流のなかの島々ヘミングウェイ

海流のなかの島々(上) (新潮文庫)

海流のなかの島々(下) (新潮文庫)

 フロリダ半島沖、メキシコ湾流に洗われるビミニ群島に居を構え、社会的にも成功した幸せな画家トマス・ハドソン。

 次第に身の回りの不幸に見舞われ、迫りくる戦争の影とともに自らカリブ海の洋上で仲間と共に敵(ナチス・ドイツ)を追い求め、悲劇的な結末に向かって疾走していく。

 主人公の心の影と、まばゆいばかりの南洋の陽光の鮮やかなまでのコントラスト。

  テーマ自体は重く荘厳さに満ちているにもかかわらず読みやすい。

 厳しくも美しい自然描写と登場人物の軽妙洒脱な会話が極上。

 

 ちなみに自分が愛読しているのは、ヘミングウェイの横顔の写真を表紙にした1977年初版のもの。

 傷んだところなどをセロテープで修繕しながら、いまだに酷使(笑)している。

海流のなかの島々(上) (新潮文庫)

海流のなかの島々(上) (新潮文庫)

 
海流のなかの島々(下) (新潮文庫)

海流のなかの島々(下) (新潮文庫)

 
海流のなかの島々 (1977年) (新潮文庫)

海流のなかの島々 (1977年) (新潮文庫)

 

  もちろん、ノーベル文学賞を受賞した老人と海もおすすめ。 

老人と海 (新潮文庫)

老人と海 (新潮文庫)

 

 

 

 

 

 

 『スローニン』吉田聡 

スローニン(1)

 心に傷を抱えた浪人生ラッキューが、下宿先の湘南(おそらく)の小さな街で同じく心に傷を抱えた「何でも屋」コッセツと出会ってしまったのが運のツキ。

 ひと夏のうちに、「何でも屋」に舞い込んでくる数々のメンドクサイ依頼による騒動に積極的に巻き込まれ、人助けをしながら、 自らも過去を振り払い、成長していく。笑いと涙のハートウォーミング・ストーリー。

 読後、心の中に「何か」が、きっと残る。 

スローニン(1)

スローニン(1)

 
スローニン(2)

スローニン(2)

 

 

スローニン(3)

スローニン(3)

 

 

スローニン(4)

スローニン(4)

 

 

 

 

 

 

『世界でいちばん素敵な海の教室』

『世界でいちばん素敵な夜空の教室』

世界でいちばん素敵な海の教室 (世界でいちばん素敵な教室)

世界でいちばん素敵な夜空の教室

 ほぼ説明不要。

 全編、奇跡的に美しいカラー写真が散りばめられ、それぞれ「海」、そして「夜空の星々(と月)」のウンチクについて優しく解説されている。

 このシリーズは、他にもさまざまなテーマが出ているので、Amazonで検索してみてはいかがか。

世界でいちばん素敵な海の教室 (世界でいちばん素敵な教室)

世界でいちばん素敵な海の教室 (世界でいちばん素敵な教室)

 

 

 

 

 

天文学入門』アイザック・アシモフ

天文学入門―宇宙はここまで解明された (1977年) (カッパ・ブックス)

 SF作家アシモフ天文学の様々な話題について、面白おかしく解説。

 40年以上前の本なので、天文知識の内容については多少(?)古くはなっているが、とにかく読みやすく面白いのでぜひ一読を。

 というより、こと天文学に関しては、その「古さ」さえも「新しいビンに入れた、古いワイン」(寺沢武一:談)のごとく、極上のものとなると思うのだが。

 

  

 

 

 あと何冊かあるのだが、以下に説明なしで紹介だけしておくので(笑)、ぜひAmazonで調べるなり、書店で探してみる(これも楽しいんだよね)してみてチョーダイ。

 

『星の案内人』全4巻 上村五十鈴 

星の案内人 1 (芳文社コミックス)

星の案内人 1 (芳文社コミックス)

 
星の案内人 2 (芳文社コミックス)

星の案内人 2 (芳文社コミックス)

 
星の案内人 3 (芳文社コミックス)

星の案内人 3 (芳文社コミックス)

 
星の案内人 4 (芳文社コミックス)

星の案内人 4 (芳文社コミックス)

 

 

星の案内人 1巻 (芳文社コミックス)

星の案内人 1巻 (芳文社コミックス)

 
星の案内人 2巻 (芳文社コミックス)

星の案内人 2巻 (芳文社コミックス)

 
星の案内人 3巻 (芳文社コミックス)

星の案内人 3巻 (芳文社コミックス)

 

 

星の案内人 4巻 (芳文社コミックス)

星の案内人 4巻 (芳文社コミックス)

 

 

 

 

 

 『ホテル・ハイビスカス仲宗根みいこ

ホテル・ハイビスカス 新装版

 

 

 

 

 

『ティダアの島』谷上ミーコ仲宗根みいこと同一人物)

ティダアの島 1 (パーティコミックス)

 
ティダアの島 2 (パーティコミックス)

ティダアの島 2 (パーティコミックス)

 

 

 

 

  

銀河鉄道999』松本零士

 

 

 

銀河鉄道999(1) (ビッグコミックス)