先ほど準決勝が終わりました。
決勝カードは履正社VS星稜!
春のセンバツからの因縁のカードが、夏の決勝で実現するとは。
奥川へのリベンジを胸に、春から血の汗を流してきた(スミマセン、昭和の表現デス…)履正社ナインの執念が、何かドラマのような決勝戦の組み合わせを引き寄せたんじゃないかと思ってしまいます。
それにしても星稜はどうしちゃったんでしょうか(笑)。
あんなにボールの見極めがしっかりと出来、甘い球が来たらハードヒッティング出来る星稜打線を生きているうちに見られるとは(笑)。
しかもホームランが(甲子園の舞台で)出るようになった。
昨秋からの不振を完全に払拭しましたな、星稜打線は。
しかも投手を含めた守りでも(奥川投手は当然としても)ほぼ完璧。
すべてが自信に溢れているように見えますね。
甲子園にやってきた十数日前とは全く別のチームにグレードアップした感じ。
テレビで解説していた高嶋さんも言っていたように、やはり三回戦智辯和歌山戦の激闘を勝ち切ったことが、星稜というチームを劇的に変えたのでしょう。
それを引き出したのは、もちろん奥川投手の魂の激投!
そのおかげか勝利の女神さえも味方につけてしまったかのように、やることなすこと全てうまくいっているのが、いまの星稜。
勢いは星稜の方にあります。
対する履正社は勢いでなどはなく、まるで当初の予定通りといったおもむきで、勝ち上がってきましたね。
まさに”盤石”の戦いぶり。
ここまでの各試合もまず先制パンチを浴びせ、中押し、ダメ押しで突き放すという、まさにゲームプラン通りなんだろうなという勝ち方が板に付いてます。
逆に先制されても、いつでも逆転できるという自信に満ちていますね。
その自信の源となっている打撃。
無駄が無く、しかもスピードとパワーに満ちたスイング。
危険すら感じる鋭い打球。
なによりすごいと思うのは、一人一人の打席における、殺気さえはらんだ目ヂカラ、威圧感。
この打線を一言で表すなら”恐”ですね。
優勝のゆくえは、打倒奥川の一念ここまで磨き上げてきた履正社「最恐打線」と奥川投手の闘い。これに尽きるでしょう。
履正社打線は、おそらく初回の先制パンチを狙ってくるでしょう。
奥川投手も、智辯和歌山戦のときのように初回から飛ばしていかないといけないでしょうし、本人もおそらくそのつもりでしょう。
本気の履正社打線に、本気の奥川投手がどのようなピッチングを見せるのか。
初回から”まばたき厳禁”の目が離せない試合になること間違いないでしょう!