もうすぐ夏ですね。その前にうっとうしい梅雨がありますが(笑)
過酷な日本の夏を乗り切るには、夏向きの音楽が必須ですネ。
そこで洋楽愛聴歴40年(くらい)のワタクシkagenogoriが、熱い夏を涼しげに過ごせるであろう洋楽ナンバーを厳選して紹介いたします。
念のために先に言っておきますけど、ビーチ・ボーイズは出てきません(笑)。
ヘアカット100 「ラヴ・プラス・ワン」
- アーティスト: Haircut 100
- 出版社/メーカー: Bmg Int'l
- 発売日: 2005/02/07
- メディア: CD
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稀代のPopメイカー、ニック・ヘイワードが所属したヘアカット100(ワンハンドレッド)。彼らが82年に発表した最高のPopチューンがこれ。
この曲のイントロが流れてくるだけで、今年の夏は何かいいことがあるに違いない!という確信が持てたものです。まあ、その期待はほぼ裏切られることになるのですが(笑)、この曲に罪があるわけではもちろんありません。
この曲が収録されている『ペリカン・ウェスト』は、ジャケットを見る限り、晩秋の枯葉に満ちているように見えますが、よく見てください。半ソデのニーチャンが二人いるでしょう(笑)
夏向きの曲も、そうでない曲も、バランスよく詰まった良心的なアルバムです。
重いのや激しいのじゃなく、軽いヤツが聴きたいという方には絶対オススメです。
ネッド・ドヒニー 「イーチ・タイム・ユー・プレイ」
夏!といえばこの人、このナンバー。ド定番中のド定番です。
ワタクシ、長年音楽を聴いてきて思うのですが、夏向きのPopsというのは、「音」の質がものすごく大事です。
音質というよりは、楽器の「音」の美しさ(演奏するプレイヤーの技術、センスが問われます)、アレンジの確かさ・美しさ、といったところでしょうか。
その点この曲が収録されている『ハード・キャンディ』は、超一流のサウンド・プロデュースがなされております。
これ一枚あれば、一生、夏の音楽に困ることはないでしょう。
なお、日本の「夏」の巨匠、大瀧詠一にも『イーチ・タイム』という名盤があります。でも夏向きというならやっぱり『A LONG VACATION』でしょうね。参考までに。
ラリー・リー 「ロンリー・フリーウェイ」
原題は「Don't Talk」。
収録されている『ロンリー・フリーウェイ』 (原題「MAROONED」)は全体的に、「カリフォルニアの熱く乾いた風に吹かれてドライブしている」情景を彷彿とさせる内容ですが、この曲も含めたアルバム内の曲は、その中で喉を潤す清涼飲料といったところ。
リトル・リヴァー・バンド 「Reminiscing」
オーストラリアの爽やかロック・バンド。
なんの屈託もなく透明感あふれるPopチューンを届けてくれるのが、このバンドのいいところ。
変にまとわりつかないサラッとした清涼感がいいですね。
オリジナル・アルバムは恐らく手に入らないと思うのでベスト盤『Greatest Hits』で。
エア・サプライ 「さよならロンリー・ラヴ」
同じくオーストラリアの、さらに爽やかな(笑)ロック・バンド。
80年代初頭は、夏と言えば(洋楽では)エア・サプライでした。
ラッセル・ヒッチコックの透明感あふれるハイトーン・ヴォイスと甘いメロディのバラード(この人たちのヒット曲はほぼバラード)は、夏の突き抜けるような青い空そのもの。
全編夏向きの『ナウ・アンド・フォーエヴァー』に収録。
未だ涼しい夏の早朝に聴きたいものです。
ランディ・クロフォード 「ウィンドソング」
頬をなでる海風のような曲。
『ウィンドソング』のタイトル曲。
アル・ジャロウ 「モーニン」
これも文字通り夏の清々しい朝に聴きたい曲。
もともとジャズの人だけあって、さすがのクォリティです。
『ジャロウ』に収録。
チャック・マンジョーネ 「フィール・ソー・グッド」
名トランぺッター、チャック・マンジョーネを一躍人気者に押し上げたフュージョンの名曲。 『フィール・ソー・グッド』に収録。
心の中を爽やかな風が吹き抜けるよう。
テレサ・ブライト 「パフューム・オブ・パラダイス」
文字通り、天国の香り。
南国のゆったりした時間の流れに身を任せ、悠久のときを刻むパラダイスの中にたゆとうていたい。(なんか日本語ヘン?)
ああ、ハワイに移住したい‥‥(笑)。
超名盤『クワイエット・ガール』に収録。
ジミー・メッシーナ 「シーイング・ユー」
そんなときは、何をするでもなく、この曲をバックにただ碧い虚空を眺めながら寝そべっていたい。
音が美しい。
その名も『オアシス』に収録。
以上ですが、やはり厳選するとなると数が限られてしまいますね。
その分、ここに挙げたナンバーはどれも、あなたにとっての夏の宝物になること間違いないと思います。
是非、夏が来る前に試しにでも聴いてみてください。