Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

蛹の時代、ZELDAを聴く

空色帽子の日

 

 

 

ゼルダ、と言ってもゲームのハナシは一切出て来ません(笑)

 

 

 

 

ワタシにとって「ゼルダ」といえば、80年代東京インディーズ・シーンから

 

 

活躍していた女性バンド、「ZELDA」一択なんです。

 

 

 

 

 

 

過去のある一時期、、、

 

 

ZELDA(以下、ゼルダと表記)の再発CDが出てないか、

 

 

Amazonで検索していたとき、、、

 

 

 「ゼルダの伝説」とかナントカのゲームしか出て来なくて(笑)

 

閉口した時期がかなり長くありました!(笑)(^▽^)

 

 

 

 

 

 

 

ゼルダが活躍していた80年代中頃、、、

 

バブルの狂騒の裏側で、まだほんの微かながら、、、

 

来たるべき時代の胎動のようなものが感じられた。

 

 

 

時代の微かな鳴動のような響きは、

 

殆どの人には感じられないはずのものだったが、

 

ごくまれに、意識的にか無意識的にか、一部のアートで表現されることがある。

 

 

 

前回記事でも述べた「予言めいたものを孕む芸術」も同様と考えていい。

 

 

 

 

その「胎動」は、、

 

世間的・常識的なことに強い人びと(その典型が政治家やビジネスマン)よりも、

 

どちらかというとそのようなことには疎くて、一見ナニも考えて無さそうな、

 

無邪気な感性を持った人たちによって捉えられ、表現されることが多い。

 

 

 

ゼルダの音楽がそうだと断言するつもりはないが、

 

ワタシはそれに近いものを感じながら当時は聴いていたものだ。

 

 

当時の「時代の胎動」は、いわば幼虫が蛹になろうと脱皮し始めたようなもの、、

 

だったのかもしれない。

 

 

 

 

そして今、、

 

 

一年に何度も起こるようになった気象災害、連動する地震や火山などの自然災害、

 

環境破壊、疫病、経済危機、実際に起こっている戦争、起こりそうな戦争の影、、

 

 

 

一万年以上も前から、人類の歴史ではこのような「危機」の時代を何度か迎え、

 

そのたびに大きな擾乱の末に、一つの文明、一つの大きな歴史サイクルが終わり、

 

同時に新たな時代の「芽」が生まれて来た。

 

 

 

今回も、おそらくそうなるだろう。

 

新しい「芽」は、ひょっとしたらもう何処かに生まれてきているのかもしれない。

 

 

 

新しい「芽」、別の言い方をすれば「蛹」が動き出している、、

 

そんな気がするのだ。

 

 

 

 

 

今の時代にゼルダを聴く、、、

 

 

それはほんの少し、意味のあることなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは彼女たちの’83年の2ndアルバム『CARNAVAL』から、

 

 退廃的雰囲気も漂うこの曲。

 

 

「ZーJAーZ」

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 このアルバムはムーンライダーズ白井良明のプロデュースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシはとにかくドラムの小澤亜子が好きでして、、、

 

 

 イヤ、もとい、、小澤亜子のドラムが好きでして(笑)、、

 

 

 軽快で小気味の良い乾いたドラミング、とでも申しましょうか、、、

 

 

 以降の何曲かではそれがよく分かるのではないかと思います。

 

 

「湖のステップ」

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 さて、ここからが本題。

 

 

 先にも書いたが、いまは「蛹の時代」、、、だと思う。

 

 

 

 いや、もっと正確に言えば「蛹の時代」の終わりごろ、

 

 蛹の背が割れて、中の「本体」がまさに見えようとしている時代、、、

 

 そう思う(後述)。

 

 

 蛹の時代については拙著『影の王』の最後の部分で少し述べたことがある。

 

 

 しかしそれに先回りするように、中沢新一が同じような事を

 

 どこかで言及していたのを読んだときは、さすがに「イラッ」とした(笑)

 

 

 そうなのだ、この人、、中沢新一というヒトはいつも人の先回りをして、

 

 涼しい顔で「遅かったね」と(笑)いわんばかりに、

 

 ニヤリとした視線をこちらに向けてくるのである。

 

 

 

 中沢新一という人は直感に優れた学者だと思う。

 

 直感から得られた「答え」、あるいは直感に導かれて辿り着いた「答え」、、

 

 それは論理を組み立てて構築した答えよりは、よほど「真実」に迫るものだろう。

 

 

 しかもこの人は直感から導かれた「答え」を理詰めで説明するのが異常に上手い。

 

 答に辿り着くまでよりもむしろ、それを説明するために時間と労力を傾けている、、

 

 

 あくまでワタシ個人の印象に過ぎないが、そんな気がする。

 

 

 そのためか説明が遠回りしているように感じられたり、

 

 分かりづらかったりすることもあるが、

 

 読んでいるこちらも直感的にそれが正しいと感じてしまうのだ。

 

 イラッとするのは、そのせいもあるかもしれない(笑)

 

 

 

 ・・・ハナシが逸れたが、、

 

 

 ワタシはゼルダの’85年の3作目『空色帽子の日を今まで聴いて来て、

 

 

 何故かは分からないが、いつも「蛹の胎動」のようなものを感じるのだ。

 

 

 

 ちなみにこれも白井良明のプロデュース。

 

 ’85年といえばムーンライダーズ『アニマル・インデックス』

 

 リリースしたが、ここには名曲「蛹」が収録されている。

 

 

 

 

 偶然か、、否か、、、彼女たちが残した何枚かのアルバムでも、

 

 とくにこの『空色帽子の日に、「蛹の胎動」のようなものを感じる。

 

 

 

 ゼルダをしばらくずっと聴いていなかったことは確かだが、、、

 

 

 今、またこのアルバムを何度でも聴きたくなっている。

 

 

 おそらく、、、蛹の胎動が激しくなってきているのだ。

 

 

「FLOWER YEARS OLD」

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 今という時代、、それは「蛹」の背中にひとすじの亀裂が走り、

 

 ”次なる時代”の本体である、その青白い肌が見え始めているときである。

 

 

 社会の仕組みを変えかねない(既に一部そうなっている)コロナ禍、、

 

 実際に始まっている戦争、、、

 

 また未だ始まっていない戦争の「影」、、

 

 科学者たちが危惧する地震、火山噴火、気象災害、、、

 

 

 それらはすべて蛹の亀裂から見え隠れする青白い肌の蠢動でもある。

 

 

「WATER LOVER」

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 しかし、、まだ次の時代の胎動は始まったばかりか、始まりかけている、

 

 という段階に過ぎない。

 

 

 

 資本主義社会は未だ健在であるし、貨幣経済もしかりであるからだ。

 

 

 しかし貨幣経済そのもの、貨幣そのものが、言葉は悪いが「幻想」のようなもの。

 

 今は仮想通貨なんてのもあるが、通貨そのものが本来、人と人、社会と社会の間の

 

 「信用」で成り立っている、いわば共同幻想の産物

 

 

 一つの時代、一つの文明が終わりを迎えようとするとき、

 

 時代はかならず「爛熟期」を迎える。

 

 現代はまさに貨幣経済、資本主義社会の爛熟期と言える。

 

 

 社会にとって本来最も大切であるべき食糧を生産する一次産業に、

 

 それに見合ったお金が落ちず、、、

 

 

 幻想、と言って悪ければ仮想現実に過ぎないお金とお金のやりとり、

 

 マネーをぐるぐる回しているだけの連中が莫大な利益を独占する、、

 

 

 社会構造、経済構造がもうそのようになってしまっていることが、

 

 現在が「爛熟期」であることの証左である。

 

 

 

 そして歴史が証明するように、

 

 爛熟期は早晩、カタストロフィ的な出来事とともに崩壊していくのが常である。

 

 

「時折の色彩」

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 直観に優れた識者の一部が、最近しきりに「交換経済」のことを語り出している。

 

 中沢新一はもちろんのこと、ワタシの大好きな養老孟司池田清彦も言っている。

 

 

 もちろん太古に逆戻りするかのような交換経済の時代が来ると

 

 言っているわけではないのだが、その有用性、必要性が語られ出している。

 

 

 彼等には文字通り、なにか直感めいたものがあるのだろう。

 

 実際、いま世の中ではそのような動きもほんの一部で出てきているようだ。

 

 

 おそらく「次の時代」の「経済」は「交換」をベースにしたものになるのかも。

 

 しかしそれは「次の時代」の全容ではもちろん無く、あくまでその一部、、

 

 たかが「経済」面のことに過ぎない。

 

 

 蛹から羽化しようとしている「次の時代」「次の文明」は、

 

 どのようになるのだろうか。

 

 

無人号地・357」

www.youtube.com

 

 

 もちろん今の時点では分かりようも無いのだが、

 

 学者で無いワタシたちは、一つの大きなヒントとなるキーワードを手にしている。

 

 

 言うまでも無く「風の時代」である。

 

 

 

 学者の方々が「風の時代」というキーワードに目を向けることは無いだろう。

 

 

 中沢新一だけは油断ならないが(笑)

 

 

 

 それはともかく(笑)「次の時代」のヒントになるであろう「風の時代」、

 

 もう2年ほど前の記事で、それがどのような意味をもっているのか、

 

 まことに不完全ながら(笑)言及したことがありました。

 

 

 ここでその内容を繰り返すことはしません(笑)が、

 

 興味のある方は読んでみてください(↓)

kagenogori.hatenablog.com

 

 

 とりあえず、「風の時代」「希望の時代」になりそうだとなんとなく分る。

 

 

 ただ前述したように、

 

 その前にはカタストロフィ的な出来事が起こる可能性が高い、、それも複合的に。

 

 

 逆にそれが起こらなければ、

 

 今のシステム(例えば前述したような理不尽かつ末期的な貨幣経済)が

 

 おいそれと変わったり終わったりすることは無いのだろう。

 

 

 とくに今それで莫大な利益を手にしている(ある意味今の世界を動かしている)

 

 連中は、そうならないように最大限の「努力」をするはずだ。

 

 その「努力」はしばしば、

 

 それ以外の人びと(つまりワタシたち一般人)に大きな犠牲を強いるものになる。

 

 

「ハベラス」

www.youtube.com

 

 

 そのような時代、そのような社会構造は、もういいかげん終わりにしたい。

 

 

 できれば平和的に「次の時代」に推移していくのが一番なのだが、

 

 

 各方面の専門家が危惧している通り、、

 

 

 今は近い将来起こるであろう「カタストロフィ」の候補には事欠かない時代。

 

 

 金融破綻しかり、戦争然り、地震然り、気象災害然り、パンデミック然り、、、

 

 

 

 しかし今後何が起こっても、これだけは信じていたい。

 

 

 その先には次の時代希望の時代がある、、と。

 

 

「DEAR NATURAL」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

ここから写真です。

 

 

6月1日(木)朝 

 

 

 

 

 

 

 

山で見たウリカエデ

左下のほうにキイチゴの黄色い実が見えますね(^ω^)

 

他の地方ではどうなのか知りませんが、、

 

ワタシの経験上、赤い実よりもこのようにオレンジがかった黄色のほうが、

 

ずっと甘いようです(●´ω`●)

 

 

 

 

まる君の手、、真ん中あたりの黒い丸、おわかりになるでしょうか、、、

答え:ヤル気の無いまる君のやる気ボタン(ウソ.笑)

 

 

6月3日(土)夜のお月様

 

 

6月5日(月)深夜の月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場近くの民家脇に咲いてました(*´ω`*)

 

 

 

 

 

モリアオガエルの卵、、お分かりになるでしょうか、、

 

 

今年は見ないなぁ、、と思ってたら、やっぱりある処にはあるんですね。

 

 

なんというか、、、ちょっと一安心です(●´ω`●)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不安定の時代に生きる、、、

 

 

そんなワタシたちに、いま必要なのは、、、

 

 

「安定」の権化! いつも通りのまる君!(笑)(^▽^)

時代が不安定だろうが、、、

 

 

季節が変わろうが、、、

 

 

春夏秋冬、、一日たりともブレることのニャいまる君(笑)(´∀`*)

 

 

 

 

ではまた来週ω

 

 

 

龍神様ありがとう(*´▽`*)