前回から引き続き「ニューヨークのユダヤ人」第2回目です。
前回は作曲家ジョージ・ガーシュインの曲にフォーカスした紹介
となりましたが、
今回は現代のRock、Popsの世界で活躍する、
ユダヤ系ニューヨーカーであるアーティストたちの
曲をお送りしたいと思います(^ω^)
まずはこの人、ルー・リード。
「NYC Man(ニューヨーク・シティ・マン)」と、
もう1曲、、、
大傑作アルバム、その名も『NEW YORK』から
「ダーティ・ブールヴァード」!
ルー・リード 「NYC Man」
ルー・リード 「ダーティ・ブールヴァード」
ニューヨーク出身のユダヤ系アーティストといえば、、、
ワタシは真っ先にこの人が思い浮かびます。
バーブラ・ストライサンド 「エヴァーグリーン」
前回紹介したジュディ・ガーランドの「スワニー」(作曲:ガーシュイン)は、
映画『スタア誕生』の中の一節でしたが、
『スター誕生』の中の一曲です。
そういえばレディー・ガガも『スター誕生』という映画の主演をしていた
と思うのですが、やはりリメイク作なのか・・・
ご存知の方、いらっしゃるでしょうか?
「ニューヨークの想い」という名曲も歌ってますが、
この曲は、やはり同じくニューヨークのユダヤ人、
ビリー・ジョエルの曲のカバーでした(^ω^)
ビリー・ジョエル 「ニューヨークの想い」
この動画の訳詞の中に、
酷な現実を 魅せられても
そんなの平気さ 受け入れるよ
という一節がありますが、
これこそが、ヨーロッパやアメリカの中で過酷な歴史を歩まされながらも、
したたかに生き残って来たユダヤの人びとの
「生きる姿勢」の一つと言えるのかもしれません。
ビリー・ジョエルをもう一曲。
ご存知、「ストレンジャー」ですが、
この曲に込められた思いに、
ユダヤ人として生まれたことが影響している・・・と考えるのは、
少々穿ち過ぎでしょうか・・・
やはり「ニューヨークの詩人」と呼びたくなるようなセンスを感じます(●´ω`●)
フィービ・スノウ 「ハーポズ・ブルース」
最後もフィービ・スノウで恐縮ですが(笑)、、
ぜひ聴いていただきたい曲なのです。
「ニューヨーク行きの船が出る」
実は前回紹介したジョージ・ガーシュインの曲なんです。
やはり前回紹介した曲「サマータイム」なども歌われるオペラ、
『ポーギーとベス』のなかの一曲です。
この劇はアメリカ南部の貧しい生活の末に、
ニューヨークを目指すという物語を描いたものですが、、、
ロシアで大々的に行われていたユダヤ人迫害(ポグロム)から逃れ、
海路ニューヨークにやって来た両親を持つガーシュインが、
この「ニューヨーク行きの船が出る」という曲に込めた思いは、
また別の深さを湛えているような気もするのです(´ω`*)
「ニューヨーク行きの船が出る」
今回はこれでおしまいですが、いかがだったでしょうか。
何人かのアーティストを紹介させていただきましたが、
どのアーティストも、
言葉ではうまく説明出ませんが、
何らかの共通したモノがあるような気がします(^ω^)
・・・ニューヨーク出身、あるいはゆかりのあるユダヤ系アーティストは、
まだ他にも大物と呼ぶべき人がいます。
名前だけ挙げれば、、、
ボブ・ディラン、、、サイモン&ガーファンクル、、、
キャロル・キング、、、
またそのうち、「ニューヨークのユダヤ人(3)」をするかもしれません。
いずれ、また・・・・(^^)/
次回は「春を呼ぶ音楽2022 洋楽編(1)」です。
多分(笑)