Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

ケルトの衝動

f:id:kagenogori:20211211203538j:plain

我が家の目の前に広がる雑木林と月



 

 

 

 

 ケルトの文化が好きです。

 

 

 昔から冬になると、ケルトに関する本を読みたくなったり、

f:id:kagenogori:20211211203709j:plain



 ケルトの音楽を聴きたくなったりしたものです(*´ω`*)

f:id:kagenogori:20211211203750j:plain
f:id:kagenogori:20211211203909j:plain
f:id:kagenogori:20211211203842j:plain

どれもケルト音楽を集めたCDですが、これらの曲を紹介することは叶わず( ;∀;)

 

 

 

 

 

 ただ、ケルト人(Celts)あるいはケルト系(Celtic)は未だに謎が多く、

 

 大陸系とブリテン諸島系(アイルランドスコットランドウェールズ等)では、

 

 言語や文化に共通性はあっても、

 

 民族的(血統的)にはまったく別種で外見上の違いが大きいそうです。

 

 

 つまり「ケルト人」という一つの民族があったわけではなく、

 

ケルト系」(後世の造語)とみなされる共通の文明・文化を

 

 持ったいくつかの集団(民族・部族)の広がり、

 

 と言った方がいいようです。

 

 (ただ便宜上、「ケルト人」という言葉もよく使われるようです)

 

 

 

 

ブリテン島の「ブリテン」の語源は、ローマ時代にその島にいた

ブリトン人」に由来。

 島に侵入してきたサクソン人を撃退した英雄伝説で有名な

 アーサー王ブリトン人の英雄。

 現在のウェールズ人がブリトン人の直接の後裔とみなされています。

 ブリトン人はケルト系言語を話す人びと(ケルト系)で、

 以前はヨーロッパ大陸ケルト系が海を渡って来た人たちと見られていましたが、

 現在ではその見方はほぼ否定され、

 今から六千年前~四千年前(日本では縄文前期~縄文後期)ぐらいに、

 ブリテン島で巨石文明(ストーンヘンジなど)を

 築いた人びとの末裔だったと考えられています。

 つまり数千年前からブリテン島にいて巨石文明を担った人々が、

 何らかの理由で大陸のケルト系の影響(言語・文化)を受けたのだ、

 とする説が有力な(ひとつの)説となってます。

 (ただ、彼等だけが巨石文明を担ったわけではなく、

  複数の集団が関わったのではないかと言われていますが、

  詳しいことは分からず、不明なことだらけです)

 

 

 

 

 

 

 ここではブリテン諸島系、

 

 つまりアイルランドスコットランドウェールズ出身の、

 

 ケルトの残り香漂うRock・Popsのアーティストを紹介していきましょう。

 

 (もちろんイングランドにも南西部のコーンウォールを中心として

  ケルト文化の痕跡は残っていますが、ここでは便宜上割愛します)

 

 

 

 

 

 

 

 ケルトの血が流れていることを誇りにしていた、

 

 イギリス・ウェールズ出身の故C・W・ニコルさんによると、

 

 ケルト(の血が流れている人)は、

 

 とにかくロマンティックで情動的なのだそうです。

 

 

 それが強く出た場合の激情的・衝動的な面も特徴と言えるかもしれません。

 

 特殊な例をひとつ挙げれば、

 

 アイルランド出身のシンニード・オコナー

 

 女性のソロ・アーティストですが、完全なる激情型(笑)。

 

 数々の問題発言や、ヤリ過ぎパフォーマンス(笑)を繰り返し、

 

 自らを窮地に追い込んでしまいました(´・_・`)

 

 

 

 

 また、歴史的にアングロ・サクソン(つまりは「イングランド」)との軋轢を

 

 常に抱えて来た地域でもあるので、

 

 政治的メッセージ色の強い音楽性という特徴もあります。

 

 

 

 

 ロマンティックで、情動的、激情的、衝動的、、、そして強いメッセージ色。

 

 そして何より古代から受け継いできた、

 

 大自然と宇宙観に根差した豊かな精神文化。

 

 

 まだまだ言い足りない部分はあると思いますが、

 

 ともかく聴いていただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 まずはアイルランド出身のクランベリーズ

 

 先述したシンニード・オコナーにも影響を受けていたそうですが、、、

 

 

ザ・クランベリーズ  「ドリームス」

www.youtube.com

 

 

 

ザ・クランベリーズ  「プロミス」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 同じくアイルランド出身のバンド、ブームタウン・ラッツ

 

 正直、パッとしないイメージのバンド(笑)でしたが、

 

 リーダーのボブ・ゲルドフは、’84年の

 

「Do They Know It's Christmas?」

 

 発起人として注目を浴びました。

 

 

 そんな彼らの最大のヒット曲は「哀愁のマンデイ」

 

 アメリカで起こったティーンエイジの少女による、

 

 小学校での銃乱射事件をきっかけにして

 

 その銃社会に警鐘を鳴らした曲でした。

 

 

ブームタウン・ラッツ 「哀愁のマンデイ」

www.youtube.com

 

 

  アイルランドの巨石文明は、

 

 ブリテン島(イングランドスコットランドウェールズ)よりも古いと言われ、

 

 巨石文明自体、アイルランドからブリテン島に伝わったというのが

 

 有力な見方となっているようです。

 

 

 アイルランドの名の由来も、

 

 ダーナ神族という伝説の種族の女王「エーリウ」から来ています。

 

 

 ダーナ神族は伝説上では、

 

 現在のアイルランド人の祖先となるケルト人に敗れ、

 

 地下に棲まう妖精のような存在になったと言われます(^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブリテン島の北部、スコットランド

 

 スコットランド出身のミュージシャンは、当然数多くいますが、

 

 ここはケルトの匂い漂うこの曲を聴いていただきましょう。

 

 

ビッグ・カントリー 

       「インナ・ビッグ・カントリー」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 もう一つ、スコットランドと言えば・・・

 

 ベイ・シティ・ローラーズ

 

 

 姉が大ファンだったため、小学校の頃にさんざん聴きました(笑)

 

 当時の世界的フィーバーぶりはスゴかったですよねぇ(*´ω`*)

 

 

 やはり大ファンだった当時のクラスメートの女子も、

 

 そして当然ワタシの姉も、

 

 口グセのように

 

 エジンバラに行くのが夢!」(笑)

 

 と言ってましたね(笑)(´∀`*)ウフフ

 

 

エジンバラベイ・シティ・ローラーズの出身都市。

 しかしエジンバラ=ベイ・シティというわけでは無いそうです。

 

 

 紹介するのは「二人だけのデート」

 

 以前ニコレット・ラーソン嬢によるカバーを紹介したことがありましたね(^ω^)

 

 

ベイ・シティ・ローラーズ 

            「二人だけのデート」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウェールズイングランド西方に位置しています。

 

 

 ウェールズ出身のマニック・ストリート・プリーチャーズ

 

 

 バンド自体がその初期に悲劇的な経緯を辿ったこともあって、

 

 彼らの歌には聴く者の心を打つ何かがあるように思います。

 

 

 しかし彼らの歌にケルトの感性が大きく影響しているようにも思うのは

 

 ワタシだけなんでしょうか(*´ω`*)

 

 

マニック・ストリート・プリーチャーズ 

               エヴァーラスティング」

www.youtube.com

 

 

 

マニック・ストリート・プリーチャーズ 

                「輝ける世代のために」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここでまたアイルランドにもどりましょう。

 

 ザ・ポーグス

 

 ケルティック色を前面に押し出したバンドです。

 

 ワタシがこのバンドに注目するきっかけとなったアルバム、

 

ラム酒、愛、そして鞭の響き』

 

 なぜこのアルバムに注目したのかは秘密(笑)ですが、

 

 その中の印象的な1曲をお聴きください(^ω^)

 

 

ザ・ポーグス  「ダーティ・オールド・タウン」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 アイルランド、といえばU2を忘れるわけにはいかないですね。

 

 初期の作品の中でもとりわけ異質なアルバム、

 

アイリッシュ・オクトーバー』は他のアルバムに比べて

 

 あまり人気があるとは言い難いのですが、

 

 タイトルに違わず、アイリッシュの香り漂う良品で

 

 ワタシは気に入ってます(*´ω`*)

 

 2曲続けてどうぞ。

 

 

U2  アイリッシュ・オクトーバー」

www.youtube.com

 

 

 

U2  「スカーレット」

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 最後は「ケルト」といえばこの人、

 

 エンヤによるクリスマス・ソングを聴いてお別れとしましょう(^ω^)

 

 

エンヤ 「We Wish You A Merry Christmas」

www.youtube.com

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

f:id:kagenogori:20211211204905j:plain



 

 

 

f:id:kagenogori:20211211203434j:plain

 

 

 

 

f:id:kagenogori:20211216191347j:plain

夕陽を浴びる街



 

f:id:kagenogori:20211216191421j:plain

‥‥反対側の空を見上げれば、Half Moonが・・・