Good Old Music 、Fantastic高校野球

林業家kagenogoriが70's~80'sの珠玉の音楽、そして高校野球、etc.についてのたまうブログ

真夏の夜のJAZZ  VOL.3

フュエゴ

 

 

 今年の夏ってなんだか気温以上に暑さを感じません?

 

 早出して仕事してても、いつもの年なら涼しいはずの早朝でも、

 

 まとわりつくような湿気でやたら蒸し暑いわ、息苦しいわで。

 

 この数年、空気中の水蒸気量が増加していることを、

 

 微妙に感じ取っている山ゴリラです🦍

 

 

 

 

 

 

 

 人によっては「オカルト・テナー」なんて表現されるほど、

 

 つかみどころのないのが特徴(笑)のウェイン・ショーター

 

 

 でも一番の特長はその音の美しさ!

 

 

 テナーでここまで澄み切った、通りの良い音を奏でる人は、そうはいない。

 

 


ウェイン・ショーター  「 ポンタ・ジ・アレイア」

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 歌っているのはブラジルのミルトン・ナシメント

 

 

 ショーターの妻であるブラジル人のアナ・マリアから勧められて、

 

 ナシメントとの交流が始まったとか。

 

 

 ウェイン・ショーター  「アナ・マリア」

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 この2曲が収められているネイティヴ・ダンサー』(’75)は、

 

 JAZZというよりは、どちらかというとフュージョン作品として

 

 評価されてるみたいですが、

 

 素晴らしい作品であることには全く変わりありません(^ω^)  

 

 ただこの作品ではたしか、

 

 ソプラノ・サックスも吹いていたはず(CD紛失しました.笑)  

 

「アナ・マリア」は多分ソプラノですね。

 

 耳の良い方、教えて下さい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正直、この人とチック・コリアは好きなピアニストではないのですが

 

(何をやらせても「野暮」というイメージがワタシにはあります)

 

 この曲は例外。

 


ハービー・ハンコック 

        「ウォーター・メロン・マン」 

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 幼少の頃、通りを売り歩いていた「スイカ売り(ウォーターメロン・マン)」 

 

 の口上にインスピレーションを得て作った曲だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昔々のジャズ喫茶ではこの曲「ロウ・ライフ」がかかると、

 

 店内が大合唱となったそうです。

 

 

 って言っても、歌詞が無いのに「大合唱」ってどういうことでしょう?(笑)

 

 ちょっとコワイかも(笑)(^▽^)

 

 

 ともかく(笑)、

 

 「エイメン」と併せて、最高にファンキーな名演をお聴きください(´▽`*)

 

 

ドナルド・バード  「ロウ・ライフ」 

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ドナルド・バード  「エイメン(アーメン)」

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 破滅型のアーティスト。

 

 そう呼ばれる人はロックの世界にも数多くいますが、

 

 その元祖的な一人は間違いなく、ジャズ界のこのヒトでしょう。

 

 

 チャーリー・パーカー

 

 

 麻薬に溺れた人生で、

 

 34歳の若さで世を去るまで、

 

 ダメ人間としての逸話には事欠きません(笑)

 

 

 以下に挙げるエピソードは、ほぼ麻薬が原因(麻薬を買う金欲しさだったり)

 

 のようです( ´Д`)=3 

 

 

「ミュージシャン友達の楽器を勝手に売る」

「ミュージシャン友達の楽器を勝手に質に入れる」

「ライヴを頻繁にすっぽかす」

「ライヴに出ても他者のソロパートのときは居眠りする」

「家賃が払えず、裕福だった若きマイルスのアパートに転がり込む」

「マイルスの私物を勝手に売る」

「マイルスの私物を勝手に質に入れる」

「マイルスの私物を勝手に私物化する」

 

 このすべてに(笑)を付けたいくらいです(笑)(´∀`*)ウフフ

 

 

 ただ「ダメ人間」と茶化して言いましたが、

 

 彼が麻薬に溺れるようになったのには、

 

 私生活での深い悲しみなどもあったかもしれません。

 

 このことについては長くなるので、また語る日が来れば。 

 

 

 そしてこの「ダメ人間」は、いまでも多くのアーティスト・ミュージシャン達の

 

 尊敬を集めている「スゴイ人」でもあるのです。

 

 

 尊敬を集める理由・・・・

 

 それは「バード」の異名をとるくらい、

 

 小鳥がさえずるようにアルトを高速で

 

 吹きまくった天才的技量はもちろんのこと、

 

 

 それ以上に、「モダン・ジャズ」を創始し、

 

 一気にジャズの主流にまで押し上げた中心に彼がいたからなのです。

 

 

「ジャズ・ジャイアント」という言葉がありますが、

 

 まさに「巨人の中の巨人」(茂雄ではありません.笑)、

 

 それがチャーリー・パーカーなのです。

 

 

 

 パーカー絶頂期の作品は、年代的(40年代)なこともあって、

 

 ヒドイ録音状態のものが多いのですが、

 

 晩年ともいえる1952年に録音された『ナウ・ザ・タイム』は、

 

 比較的録音状態もよく、

 

 パーカーの音の「心地良さ」を堪能できる作品のひとつです(^^)

 

 この『ナウズ・ザ・タイム』から2曲、お聴きください(^^)

 

 

チャーリー・パーカー  「ソング・イズ・ユー」 

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チャーリー・パーカー 「アイ・リメンバー・ユー」 

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 この「アイ・リメンバー・ユー」は古いスタンダード曲なのですが、

 

 チャーリー・パーカーはこのような「歌モノ」も、大の得意にしていました。

 

 

 チャーリー・パーカーの「歌モノ」を堪能するには、

 

チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』

 

 なんかもオススメです(●^o^●) 

 

 

 

 

 

 

 真夏の夜のJAZZ、

 

 最後はワタシの最も好きなJAZZの歌姫で締めていただきましょう。

 

 

 そのアニタ・オデイが、ワタシの最も好きなスタンダード曲である

 

 「オールド・デヴィル・ムーン」「ビウィッチド(魅惑されて)」

 

 の両方を歌っているという奇跡の(笑)アルバムが、

 

アニタ・シングス・ザ・モスト』

 

 

 ジャケット写真はイマイチの気もしますが(笑)、

 

 他にも名曲・名唱しかないという、まさに奇跡!

 

 

アニタ・オデイ  「オールド・デヴィル・ムーン」

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アニタ・オデイ  「ビウィッチド」 

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 真夏の夜のJAZZはこれでおしまいです(^ω^)

 

 いかがでしたでしょうか。

 

 

 夏にジャズ、ちょっと意外に感じられた方もおられたかもしれませんが、

 

 そのつもりで聴くと(笑)、けっこうハマるものです(*^_^*)

 

  

 

  では、「Bewitched」を聴きながら、、、おやすみなさい・・・