ソウル・ミュージック。
定義も、その境界線も、けっこうあいまいなものなのだが、ここでは一応、黒人音楽全般(ジャズとブルースは除く)としておこう。
R&B(「アール&ビー」ではなく、ここでは「リズム&ブルース」と読んで欲しい)も個人的には一応ソウル・ミュージックには入ると思うのだが、今回はごく一部だけに留めさせていただいた。
量が多くなるから(笑)
3回にわたってお送りするこのシリーズ(笑)、記念すべき一回目はマーヴィン・ゲイ、オンリー(笑)
今、世界では本当に様々なことが起こっている。
多過ぎて、その意味さえ測り兼ねるほどだ。
しかし、もっと大きな何かが起こる序章のような気もしたりする。
What's going on?
一体なにが起こっているのか、なにが起ころうとしているのか。
モータウンに所属していたマーヴィン・ゲイは60年代、タミー・テレルとのデュエットでヒットを連発し、またソロでも「悲しいうわさ」を大ヒットさせた。
相棒タミー・テレルを病死で失ったマーヴィンは’71年、シングル「ホワッツ・ゴーイン・オン」及びに同名アルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』を発表。
その高い音楽性とベトナム戦争などの社会問題に正面から向き合ったその内容は、当時のシーンに多大な衝撃を与え、また絶大な支持を受けた。
「ホワッツ・ゴーイン・オン」
勢いそのままに’73年、『レッツ・ゲット・イット・オン』を発表。
「淋しい祈り」
ちなみに名盤と云われるこのアルバム 『レッツ・ゲット・イット・オン』は、ほぼ全編下ネタ(笑)である。
たとえば収録曲「燃える愛(YOU SURE LOVE TO BALL)」の「BALL」ってのは、キ〇〇マ(笑)のことですからね( ゚Д゚)!
次の曲も「さあ、(〇〇〇を)始めよう(Let's get it on)」という内容(笑)
「レッツ・ゲット・イット・オン」
この表情(笑)(^▽^)
その後、マーヴィン自身の私生活の乱れ・トラブルなどもあり、’76年に『アイ・ウォント・ユー』、’78年には自らの私生活の赤裸々告白アルバム『離婚伝説』(笑)と、マーヴィンにしてはあまり評判の良くない(笑)アルバムを連発したが、音楽的には素晴らしい内容なのである。
そこんとこをもうちょっと素直に評価してやってくんねぇかな(笑)
「アイ・ウォント・ユー」
「涙のむこう側」
Marvin Gaye- When did you stop loving me when did I stop
涙のむこう側、若き日のワタシが何度も目にしてきた風景(笑)である(ノД`)・゜・。
人生のどん底ズダボロ(笑)状態だったマーヴィンはモータウンに別れを告げ、新たな移籍先CBSのもとでシンセサイザーを駆使した、これまでとは全く違った音作りに挑戦。
数々の名曲を生んだ’82年のこのアルバム『ミッドナイト・ラヴ』は復活を告げる大ヒットとなった。
ワタシも一番好きなアルバムである。
「ミッドナイト・レディ」
「セクシャル・ヒーリング」
これから第二の絶頂期を迎えるはずだったマーヴィンを悲劇が襲う。
’84年、両親の喧嘩を仲裁しようとして実の父親に拳銃で撃たれて絶命。
45歳の誕生日の前日だったという。