暴力的な暑さ(笑)が続いた残暑。
ようやく普通の(笑)暑さに戻りましたな。
ちょっと、気が早いけど、秋の夜に聴くとイイんじゃない?(笑)という、ロマンティック寄りのジャズの名曲を集めてみた。
絞りに絞ったのだが、ちょっとまだ多いので前後編に分割!(笑)
お気に召されるといいのですが。
やはり最初はこの曲からじゃないと始まらない。
誰もが知る名曲、名演。
ビル・エヴァンス 「マイ・フーリッシュ・ハート」
3分40秒過ぎから、4分ちょうど頃にかけて。
ここが官能である。
初めてここを聴いた時、不覚にも涙が込み上げてきたものである。
信じられんかもしれん(笑)が、本当だ。
ゴリの目にもナミダ(笑)
この曲が秋の曲かどうかは知らん(笑)が、ロマンティックという点においては、まぎれもなくイチバンであることは、だれも異論を差しはさまないであろう。
ワタシ個人では、ジャズ、秋、と言えばこの曲が真っ先に思い浮かぶ。
トミー・フラナガン 「トゥー・レイト・ナウ」
トミー・フラナガンのピアノは言うに及ばず。
レッド・ミッチェルのベースが泣かせます(ノД`)・゜・。
以上の二曲は自分が愚かだったがための失恋がテーマになっている(と思われる。多分.笑)が、暗い雰囲気ではなく、透明な想い出に昇華したような美しさがある。
秋、と言えばシャンソンの名曲「枯葉」がある。
ジャズでよく採り上げられる曲である。
ではジャズで「枯葉」といえば?
ちょっと甘い。
まさか。
ジャズで「枯葉」と言えば、まずこの人なんである。ワタシが決めた(笑)
トランペットとヴォーカルの両刀使い(誤解を生む言い方ですな.笑)、チェット・ベイカー。
ワタシの中では、「好きなジャズ・ヴォーカリスト」第一位、「好きなジャズ・トランペッター」第二位(一位は当然マイルス)。
この人を紹介しないわけにはイカン(笑)のです。
チェット・ベイカー 「枯葉」
チェット・ベイカーついで(笑)にこの曲も紹介したい。
ジャズで一番好きな曲の一つかも。
「シー・ワズ・トゥー・グッド・トゥ・ミー」
チェット・ベイカー、いいでしょ?
ホーンとヴォーカルの相性はすこぶるいい。
次はジョニー・ハートマンの渋いヴォーカルにジョン・コルトレーンの味わい深いテナーが絡む名演を二曲。
「ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル」
「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」
そろそろ夜も涼しくなってきました。
まだまだ秋の夜長、というわけにはいきませんが、虫の音が流れる中で聴くジャズというのもなかなかいいものでございます。
次回は後編、お楽しみに。