B級ロック。
ここではっきり宣言しておくが、この「B級」は最大級のホメ言葉である。
ワタシは基本、本格的なRockを愛する者であるが、その一方で、ちょっとチープな「B級」も、こよなく愛するのである。
ここで紹介する「B級」の諸君(笑)たちは、もちろん、自ら「ワレこそはB級ロックの覇者たらん!」(笑)などと考えて演奏したり、歌っていたりするわけではない。
恐らく本人たちはオオマジメ(笑)に「本格的Rock」をやっているつもりなのだ、多分(笑)
しかし悲しいかな(笑)、ナニカが足らない(笑)ばっかりに「B級」の評価にとどまっている方たち(笑)なのである。
そのような、哀しくもちょっと可笑しい、親しみの湧くたたずまい(笑)も含めて、ワタシは彼らの音楽をこよなく愛するのだ。
なお、B級かどうかの判定(笑)は、ほぼワタシの独断(笑)である。
願わくば、ジブンのヒイキのバンドがB級にされた(笑)からといっても、怒らないで欲しい。
たとえ怒っても、言葉は選んで欲しい(笑)
先にもいったが「B級」はワタシにとって最大級のホメ言葉なのだから。
これからもワタシはこれら「B級」を、おそらく死ぬまで聴き続けるだろう。
スティクス 「ザ・ベスト・オブ・タイムズ」
やはりワタシにとってB級ロックといえば、このバンドが真っ先に浮かぶ。
なかでもこの曲、そしてアルバム『パラダイス・シアター』はヘビロテで聴きまくったなぁ(´ω`*)
ちなみにスティクスと言えば、
「ド・モ・ア・リ・ガ・ト♫」(笑)の「ミスター・ロボット」を思い起こす人も多いかもしれないが、日本のスティクス・ファンの多くは、この曲で打ちのめされてしまったはず(笑)である。
この曲を境に(笑)ファンをやめた者も多いのではあるまいか。
かくいうワタシもその一人である。
案の定、と言おうか、スティクスはその後1~2年のうちに、事実上の解散状態(笑)となってしまったようである。
ELO 「ホールド・オン・タイト」
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)を「B級」認定(笑)するかどうかで、しばらく悩んだ(笑)
抵抗を感じるヒトもおられるに違いない。
かく言うワタシも、ジェフ・リンは大好きだ。
しかし、聴いてみるとお分かりになるだろうが、B級の良さもタップリ持っているグループなのだ。
サンタナは本来、B級などと呼ばれるバンドでは決してない。
が、80年代初頭あたりの彼らはポップと言おうか、それこそB級の方へ自ら歩み寄った感がある。
そしてこの名曲を生み出した。
サンタナ 「ホールド・オン」
やはりカルロス・サンタナのギターはシビレる。
これをエクスタシーと言わずして何というのか。
B級認定するかどうかにあたっては、ミーハー度(笑)というのも重要な要素(笑)になってくる。
とくれば(笑)トーゼンこの人たちの出番である(笑)
デュラン・デュランは正直好きなバンドでは無かった(理由その一:女性にモテすぎるから.笑)が、この曲だけは「参りました」と言うしか無かった。
やはりナイル・ロジャースの力による所が大きかったのだろうか。
とにかくカッコイイの一言に尽きる。
まぁ、このヴィデオは明らかに口パク(笑)なんだが。
やはりB級(笑)
さて、ここで真打にご登場願おう。
この人ほど「B級」の称号が似合う人(笑)は他にいるだろうか?
(いや、いない.笑)
ビリー・アイドル「Rebel Yell」、
邦題は「反逆のアイドル(笑)」! ( ゚Д゚)
注:実際の邦題には「(笑)」は付いてません(笑)(^^)/
ビリー・アイドル 「Rebel Yell」
でもなんだかんだ言って、この時のアルバムは名曲ぞろいだったよなぁ。
聴きまくりました。
なかでもお気に入りは「Eyes Without A Face」でした。
ここでアメリカらしいB級ロックを2曲。
「キープ・ザ・ファイアー・バーニン」
この人たちの魅力は、何と言ってもこの演奏とヴォーカルの歯切れの良さ。
J.ガイルズ・バンド 「堕ちた天使」
なんだか汚らしいイメージしか無かった (笑)が、こうしてみると本当に汚らしい(笑)。
こういう泥臭さはブリティッシュには出せない味ですな。
エリック・クラプトンが憧れたアメリカのブルース。
その欠かせない要素である泥臭さを、ついにクラプトンは手にすることが出来なかった。(と、ワタシは考えている。本格的(?)ブルース・アルバムを作ったりもしたんだけどね。クラプトン・ファンの方々、まぁ、そう目クジラ立てなくても.笑)
しかしそのおかげで(とワタシは思っている)、彼は歴史的名曲をいくつも生み出すことができたのだ。
天才・クラプトンが得られなかった「泥臭さ」を、アメリカのミュージシャンたちはいとも簡単に手にしているように見える。
大地に根差した強さ、ということなんだろうか。
「B級ロックの雄」という言葉がある。
いや、今ワタシが作ったのだが(笑)
その言葉を冠せられるバンドといえば、今回の大トリを担うこの人たちしかいないだろう。
ジャーニー
「ドント・ストップ・ビリーヴィン」
わが愛すべきB級ロックよ、永遠に。