杏里 「夕なぎ」
さあ、男どもよ、泣くがいい。
いきなり本日の真打の登場である。
君を思い出すよ たそがれの海
ふたりでよくここで話したものさ
素直になれない僕に傷ついてた
微笑みに隠しても
風がとまる
It's the silent twilight
ただひとり
淋しささえ受け止めてあげられないまま
季節が I'm missing you
君を連れて
「勇気を出さないと失うものよ」
口笛吹くように君がつぶやく
どうして聞こえないふりをしたのだろう
横顔ばかり見せて……
……………………
うぅ………もう……書けない………。
涙でキーボードのアルファベットでさえ滲んで見えない。
なぜワタシはこの歌でかように泣くのか、ワケは聞かないでほしい。
gori 🦍 たるワタシが、やっとのことで付き合うことが叶ったゴリ美(仮名)。
ゴリ美を早々に(笑)失った夏……………………ウホッ。
「夕なぎ」
派手さはないが美しい名曲が詰まった『MOANA LANI』に収録。
大滝詠一 「雨のウェンズデイ」
海が見たいわって言い出したのは君の方さ
降る雨はすみれ色 Tシャツも濡れたまま
Wednesday
さよならの風が君の心に吹き荒れても
ただぼくは 知らん顔つづけるさ だって今日は
Wednesday
雨が降るなか、「海が見たい」と言った彼女。
別れ話を持ち出すつもりで。
それが分かっていながら車を出す男。
愚かな男である。
別れ話を切り出されても、ポーカーフェイスを続けるしか出来ないのか。
まったくもって愚かな男である。
うぅ………、ゴリ美…………(←いつまで続けるんかい!笑)
佐藤奈々子 「ミューズの恋人」
未だデビュー前の佐野元春とソングライティング・チームを組んでいたパートナー(恋人同士だったという説もある)、 佐藤奈々子 。
物憂げなウィスパー・ヴォイスで聴く者を魅了した’77年の名作2ndアルバム、 『Sweet Swingin’』 。
なかでも、ひときわ異彩を放っているのがこの「ミューズの恋人」 。
ミューズ。
ギリシア神話の音楽を含む芸術を司る女神。
作詞は佐藤奈々子本人である。
ミューズが佐藤自身のことを指しているのだとすれば………。
「ミューズの恋人」とは佐野元春、その人なのではないか。
ゲスの勘繰り的にワタシはそう思っている。
眠れない夏が終わっても
二人はダンスに夢中
青い夜にほほえむ
ミューズの月は
愛しい踊り子たちを
つつみこむ
眠れない夏の夜をともに過ごした二人。
しかしこの幸せは永遠には続かないのではないか。
なぜかそういう気にさせられるのである。
佐藤奈々子の声、曲調などを聴いていると、この二人の儚い運命を暗示しているようでもある。
現実の佐藤奈々子と佐野元春の関係は、徐々に疎遠なものになってゆく。
その後、ソロアーティストとしてデビューを果たした佐野元春は、一気にスターダムをのし上がってゆく。
佐藤はその後も紆余曲折を経ながらも成功とは程遠い音楽活動を地道に続け、むしろフォトグラファーとして成功を収めてゆく。
アーティスト(ミューズ)として、そして佐野元春のパートナーとして。
佐藤奈々子の最高の一瞬をとらえた、滴る果実のような作品である。
PSY・S 「青空は天気雨」
熱くたぎるひと夏の欲情恋愛感情にまかせてカップルになったはいいものの、いざ付き合ってみると、いつの間にか多くなるのが すれ違い。
すれ違いはやがて小さなヒビとなり、亀裂は少しずつ広がって大きな溝となる。
ことここに至っては、深い溝を埋めるのも難しくなる。
ワタシはすれ違いの多発を感知すると、大きく舵を切って相手に合わせまくる という荒ワザ(笑)を繰り出したものだが、あまりうまくいったという実感は無い(笑)。
なぜなのかな?
だれか教えてちょうだい。
夏は別れの季節でもある。
別れたあともウジウジウジウジ彼女のことを想い続けるのは、哀しいことにオトコの方が圧倒的に多いように思われる。
かたや女性の方はと言えば、こちらがビックリするくらい切り替えが早いものである(※個人の意見です)。
この歌の主人公である女性。
ケンカ別れしたばかりの彼に会うのを心待ちにしている様子。
仲直りしたいのかな?
あとあなたに逢えれば
もう一足 早い夏
しかし、彼女が彼に逢いたかった理由。それは………。
逢いたいのは未練じゃなく
サヨナラって 涼しく言うためよ
おぉ……、あろうことか(笑)………。
涼しく言うんだって(^▽^;)
ひょっとしたら女性にはかなわんのかもしれん。
そうおぼろげながら最初に悟った高2の夏であった。
夕方から飲み会のため(笑)、急ぎ書かせていただいた今回。
いかがだったでしょうか。
気づいて見れば、YouTubeでご紹介できたのが杏里の一曲のみというテイタラク。
だって、ライブ音源や、誰だか知らん人(笑)のカバーしか無いんじゃねえ。
とは言え、ここにお詫びいたす次第。 m(_ _)m
最近ナンダカお詫びばかり(笑)してるな、ワタシは(^▽^;)