今日9月13日は中秋の名月。秋ですな。
話しはガラッと変わるが(笑)、Rock編、Pops編と分けたけど、両者の境目なんてじつにあいまいなモンで(笑)、まぁテキトーなイメージ(笑)で分けてますんで、アシカラズ。
先に言い訳しとくと気持ちがラクチンになるね(笑)。
カーリー・サイモン『ノー・シークレッツ』
スミマセン。
ジャケット写真の素晴らしさ(笑)に目がくらんで思わずジャケ買いしてしまったのは、若き日のワタシです(笑)。
それから数十年、未だにこのジャケの素晴らしさは色褪せることを知らない(笑)。
その名も『ノー・シークレッツ』。
そりゃぁ、ここまでさらけ出してしまえばヒミツなんて無いも同然でしょうな(笑)。
それはともかく(笑)、「恋多き女」と呼ばれる女性アーティストは数多いが、70年代のカーリー・サイモン、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キングの三人はその代表。
どことなく声も似てるような気がする三人(笑)だが、勝手なイメージとしては、「猛女」(笑)のイメージがあるジョニ・ミッチェル(スミマセン、個人的感想デス)、家庭的なイメージのキャロル・キング(個人的感想デス)に対して、カーリー・サイモンはやっぱり「セクシー」ということになるんでしょうな(笑)。
それはともかく(笑)、このヒトの「声」そして「曲」を聴いてみて欲しい。
若かりし頃、夏が終わってナゼカ傷心でいることが多かった秋口のワタシ(笑)が、どれほどこの「癒し」のパワーに救われたことか(笑)。
シングルカットされた代表曲「うつろな愛」のタイトルにも励まされマシタ(笑)。
アナタもぜひ癒されてみてはイカガでしょう(笑)。
もちろんジャケ買いも👌(笑)。
ちなみにキャロル・キングの『つづれおり(タペストリー)』も秋にオススメの名盤。
ホール&オーツ『H₂О』
ロック界随一のデュオ、ホール&オーツの最高傑作。
内容も実にRock。何故「Rock編」で書かなかったのか(笑)。
それはともかく(笑)、以前山下久美子の『BLONDE』について、”肌が冷気に包まれる秋の夜、湯気が立ち込める自宅の風呂場で聴きたい” みたいなことを言ったと思うが、この『H₂О』などまさにそのシチュエーションで聴きたいアルバムである。
相変わらずPOPなメロディと対蹠的な乾いたサウンド・乾いたビートがそう思わせるのか。
ウィリー・ネルソン『スターダスト』
昔から秋の夜長にはウィリー・ネルソンの『スターダスト』と決まっている(笑)。
タイトル曲をはじめとして、ウィリーの訥々(とつとつ)とした”語り口”の歌が、長い人生の重みを感じさせて味わい深い。
一生付き合える名盤である。
ドナルド・フェイゲン『ナイトフライ』
秋の夜長第二弾(笑)。
82年の秋は音楽史に残る秋だった。
なぜなら日本では南佳孝『Seventh Avenue South』、そしてアメリカではドナルド・フェイゲンが満を持してこの『ナイトフライ』を世に出したから。
こうして我々人類は秋の夜長に聴く音楽には困らなくなった(笑)。
玉のように美しい音を自在に操りながら、彼はジャジーな夜の音楽をここに極めてしまった。
これに対抗し得る作品など、もはや不可能に違いない。
ニール・ヤング『ハーヴェスト・ムーン』
と思っていたら、ちょうどその10年後、ニール・ヤングがやってくれた。
92年に発表された随喜の涙チョチョギレ(死語.笑)の大傑作、その名も『ハーヴェスト・ムーン』(中秋の名月)!
秋の夜長第三弾(笑)。
彼の代表作として一般に有名なのは70年代の『ハーヴェスト』だが、ワタシは圧倒的にこれを推す。
中秋の名月を愛でながら、過去の失敗や今はもう消息さえもわからない友人たちに想いを馳せるのもいいだろう。それも人生。
ニール・ヤングにしか出せない味わいである。
アート・ガーファンクル『シザーズ・カット』
天使の歌声。静かで、強い。
季節の移り変わりの機微を、歌詞の内容ではなく歌声・歌い方で表現させれば、右に出るものは無いだろう。
タイトル曲や名曲「ハート・イン・ニューヨーク」をはじめとして、ため息の出るような美しい曲が並ぶ。
ビリー・ジョエル『ピアノ・マン』
秋といえば、このヒトは外せない。
このヒトのアルバムはどれも秋に聴くとハマる名作ばかりなのだが、やはり本作にトドメをさすだろう。
有名なタイトル曲もスバラシイ名曲だが、ワタシのイチオシは「僕の故郷」と「さすらいのビリー・ザ・キッド」。
たまにこの2曲を聴かないと、ワタシの魂は酸欠になる。
あと忘れてならないのは「素顔のままで」。
『ストレンジャー』に収録。
ドナルド・フェイゲンが在籍していたスティーリー・ダン。
とにかくワタシごときが語る必要がないほど、このヒトたちの音楽はスゴイのである。
なんたって何十年も聴き続けているのに、未だに「飽き」がこないのである。秋なのに(笑.スマン)。
感情に訴えることなくCOOLに突き詰められた音楽としては稀有のことである。
JAZZの名盤でさえ、聴き続けると飽きるというのに。
COOLな音楽性、COOLなドナルド・フェイゲンの歌声。
それでも(感情に訴えることがないのに)感動はする。とくに『ガウチョ』のラスト「サード・ワールド・マン」。
聴くならやはり秋だろう。飽きないのに(シツコイ.笑)。
マイケル・マクドナルド『思慕』
そのスティーリー・ダンにも一時期所属していた、元ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドのソロ第一作。
佳曲ぞろいだが、とりたてての名曲というのもない(笑)。
しかしこのヒトは、じつは抜群のリズム感を持っていて、落ち着いた曲調・温かい歌声とともに、気持ちよく聴かせてくれる。
このヒトの声が死ぬほど好きである。
実は顔も大好きである(笑)。
フリートウッド・マックの『ミラージュ』のジャケ写など最高であった(笑)。
向かって左が彼女。右は当時アラサー(笑)のスティーヴィー・ニックス嬢。クリスティンはアラフォー(笑)。
ワタシが熟女好きでもあることを自覚した高2の頃(笑)。
それはともかく(笑.何回目?)、この人はソロでも、マックでのメインVocalはったときもサイコーなのだが、マックでのバックコーラスなんかもサイコーなんである。サイコーにCOOL。サイコーの癒し。
あぁ、このヒトにかかるとさすがのワタシもオバカな文章しか書けなくなる(笑)。
84年にこのソロアルバムが出たときは、迷わず速攻で買った。
さすがのPopセンスで彩られた匠(たくみ)のロック・アルバム、といった風情。
シングルカットは「恋のハート・ビート」。
まさにワタシが貴女(=クリスティン)に感じていたことデス(笑)。
内容はこのジャケットそのままの美しさ。
冷え冷えとした季節のなかで、つかの間感じる”あたたかみ”。それが表現されている。
マシュー・スイート『ガールフレンド』
思いがけずハードでソリッドなサウンドに乗った、滴る(したたる)ような美曲群。
どんより曇った晩秋の空から差すヒトスジの光のごときアルバム。
わかりにくいか(笑)。
バーブラ・ストライサンド『メモリーズ』
青い瞳に栗色の巻き毛という典型的なユダヤ美人in NEW YORKの彼女。
歌い手(Vocalist)としてはイチバン好きなヒトである。
声量、声域、表現力。どれをとっても圧倒的一位。
新曲も加えたベスト盤的なこのアルバム。
「ラヴ・インサイド」で聴かせる、天使のように澄み切った歌声。
さらに「追憶」「メモリー」「愛のラストシーン」「エヴァーグリーン」といった歴史的超名曲に加え、ビリー・ジョエルの「ニューヨークの想い」のカヴァーとくれば、これ以上何を望めようか。
最後になったが、これこそが今回のワタシのイチオシである。
追伸(笑)。
紹介しきれなかったアーティストの秋の名曲を最後に列挙だけしておこう。
グレン・フライ「恋人」「ストレンジ・ウェザー」
10cc「アイム・ノット・イン・ラヴ」
サンタナ「ネシャブールのできごと」「ホールド・オン」
シャーリーン「愛はかげろうのように」「愛の終曲」
ポール・マッカートニー「ノー・モア・ロンリー・ナイツ」
そしてビートルズ すべてのアルバムが秋向き(笑)。